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エピソード37 『天空の城』
エピソード37 れいはその日の夕刻、改めてヨーダのところを訪れ、魔法の教科書めいた本を1冊購入させてもらった。 れ「これで夜もやることができたわ」 サランに居た頃、れいたちは夜の8時には眠りに就いた。そして朝の4時には鶏の鳴き声に起こされた。朝のとても早い生活だった。...


エピソード35 『天空の城』
エピソード35 2階に上がるとまた迷路が待ち構えており、魔物が襲い掛かってくる。そしてやはりこの塔の魔物は、いつも4匹や6匹、ときには8匹も群れをなしてくるのだった。 そう。「魔物が群れて襲ってくる」ということが、この試練の最大のポイントだ。...


エピソード34 『天空の城』
エピソード34 2階への階段が見えた。そこには何か、台座があり石板が掲げられている。 『あなたの祖母の名前を書け』 なんだこの指令は!? れいにはローズの他にもう一人の祖母がいたが、思い入れがあるのは圧倒的にローズである。思い入れの問題ではないのかもしれないが、深読みしても...


エピソード33 『天空の城』
エピソード33 面白い情報が手に入った。色々と。 魔法学校に興奮したそばから、でも「学校という組織では一流は育たない」という見解を聞いてまた興奮する。興奮ではないか。感慨深い。よく考えてみればれいも、学校に通うよりも誰か尊敬できる師にマンツーマンで師事したい。...


エピソード32 『天空の城』
エピソード32 大通りからはずれた場所に、本のたくさん並ぶ店を見つけた。 図書館だろうか?入って尋ねてみる。 男「いいや、古本屋じゃよ。貸すのではなく売っている」 れ「そうですか。魔法の勉強に興味があるのですが、魔法学校の教科書みたいな本はありませんか?」 男「あるにはあるぞ」男は本棚から幾つかの本を見定める。 男「しかし本っていうのは結構高いぞ。こっちは1,000ゴールド。そっちは1,200ゴールドじゃ」 れ「た、高い!」命に関わる武器や防具を300ゴールド払って買うのが精いっぱいな今のれいだ。読書のために1,000ゴールドというのはちょっと釣り合わない・・・。 れ「でもこの町では結構な需要があるのですか?」 ヨ「いやワシは、古本を売りながら、学者をしておる。魔法学者をな。ヨーダと言う。 魔法学者というのは魔法以外にも色々調べものが必要じゃから、本に囲まれていて丁度いい」 ヨーダ キャラデザ by 絵夢さん れ「なるほど。そうですね。 お爺さんはどんな魔法の研究をしているんですか?」 ヨ「瞬間移動の魔法を研究しているんじゃがね。なかなか手こ
エピソード31 『天空の城』
エピソード31 興味を引かれるれいは、校門の前まで行き中をちらちらと覗く。校門には守衛がいるが、「中に入っていいですよ」とれいに言った。他の町からも学生を募りたいゆえ、学校見学は随時OK、というスタンスなのだった。 れいは窓から教室を覗く。...
エピソード30 『天空の城』
エピソード30 入国審査を終えて平野に降り立つと、ボロ馬車を引き連れる男たちが何人も、れいに群がってきた。 馬「ボンモールまで5,000ゴールだ!乗っていかないか?」 馬「いいやこっちは4,900だ!どうだ?」 馬車の勧誘である。...
エピソード29 『天空の城』
エピソード29 そうだ。お金がまた結構貯まったはずだ! れいは両替え屋で換金をし、防具屋に行ってみた。 盾が欲しいが、《皮の盾》はまた《メラ》ですぐ朽ちてしまいそうで不安だ。その上のグレードの《うろこの盾》も魔法攻撃への耐久性に乏しいような気がした。...
エピソード27 『天空の城』
エピソード27 思いがけない方法で《メラ》や《キアリー》を会得して、「魔法というのはこんなに不思議で刺激的なものなのか!」とれいは震えたが、実はそうでもない。 普通の魔法使いや僧侶は、師匠に付きながらもっと安全に魔法を習得していく。こんなドラマチックないきさつで《メラ》を習...
エピソード25 『天空の城』
エピソード25 町「1つ、君に頼みがあるな」 れ「何でしょう?」 町「さっき君がすれ違った、強そうな冒険者たちだが、また町で見かけたら、町長のところに寄るように言ってくれないか?『頼み事がある』とな。『報酬はすごい魔法だ』とでも言っておいてくれ」 れ「わかりました」...


エピソード24 『天空の城』
エピソード24 サントハイムにせよフレノールにせよ、冒険者らしき人たちと時々すれ違う。彼らは立派な武器や防具を装備している。どうも冒険者が入手すべき武具は、《皮の鎧》や《青銅の剣》が最終到達点ではないようだ。それすらまだれいは入手出来ていないのだから、冒険にはたくさんのお金...


エピソード22 『天空の城』
エピソード22 れいはなんとか逃げ切った。城から離れることさえ出来れば、街ではどうにか雑踏に紛れることが出来る。 とはいえサントハイムの城下町でずっと過ごしてはいられない。装備は最弱、マンドリルを倒せるようにもなっていない、準備はぞんざいだが、この街を飛び出した。...
エピソード21 『天空の城』
エピソード21 れ「やったぁ!通行手形を手に入れたわ!」れいはご機嫌だ。これでサントハイムではない国までも遠出することが出来る。 さて、次なる国はどこにあるのだろう?情報が欲しい。 城を出ると、立派な馬車が数台、並んでいるのを見かけた。貴族たちがタクシーのように乗る馬車だ。...
エピソード20 『天空の城』
エピソード20 翌朝。 ついにお城へ謁見に行ってみることにした。許可証・・・通行手形を貰えば外国にも行けるようになるのだ。 王都サントハイムは大きな街の中に城がある。城はおおむね開かれているようで、ところどころに番兵は居れども大した咎めもなく城に入っていける。商人が入って行...
エピソード19 『天空の城』
エピソード19 れいと一緒に、夜の闇も街に入ってきた。 サランに居た頃は、20時にはもう眠りに就く生活だったが、サントハイムには外灯がある。夜が来てもまだ外は明るいし、街はまだ眠りそうもないのだった。 夕飯を済ますと、れいはまた街を歩いた。「女の一人歩きは気を付けろよ」とあ...
エピソード18 『天空の城』
エピソード18 次は防具屋だ。 何を買うのが良いのだろうか?さっぱり見当がつかない。 強そうなのは180ゴールドの《皮の鎧》なのだが、そんな戦士じみた格好になるのは少々抵抗がある。 そんなれいの戸惑いを察したのか、防具屋は声を掛けた。...
エピソード16 『天空の城』
エピソード16 れいはまず、両替え屋を探した。魔物を倒して入手した宝石を、お金に換えなくては。 バラバラバラ。 れ「これをお金に換えてください」 店「はいよ。ひぃふぅみぃ・・・148ゴールドだね」 れ「このお金で、宿屋に泊まれますか?」れいはこの大都市の勝手を尋ねた。...
エピソード14 『天空の城』
エピソード14 れいは、さらに学者に食いついた。 れ「私、魔法に興味があります。いずれはたくさんの魔法を使えるようになりたい。 魔法というのはどうやって習得するんですか?」 学「魔法の習得方法は様々ある。 戦闘を重ねたり、魔法の発動を重ねたりすることで自然と会得することもあ...
エピソード13 『天空の城』
エピソード13 教会を通りすぎるとその横には、少し大きな家があった。家、なのか?店のように大きな間口を持った建物だ。 本がたくさん並んでいる。 れ「図書館かしら?」本好きのれいは関心を抱いた。 学「図書館ではない。研究所だよ。学者の家さね」...
エピソード12 『天空の城』
エピソード12 翌朝起きると、空はとてもすがすがしい水色をしていた。 が、れいはまるで大雪の日の朝のように布団から出ることが困難だった。体中が痛いからだ。昨日一日、冒険をして歩き続けたことで、体中が筋肉痛なのだった。 筋肉痛というのは不思議なものだ。体が自然治癒力を働かせれ...
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