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エピソード58『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード58 一行は、少し広くなった馬車で再び旅立った。 ア「しばらくはギュイオンヌにも立ち寄れないなぁ」 な「どうして?」 ゆ「退路を断ちたいってベロニカが言ってたでしょ? 私たちの顔を見せるべきじゃないのよ」 な「そっかぁ。もう会えないってこと?」...
エピソード57『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード57 街に戻って王立研究所なるものを尋ねてみると、わずかな量の鱗粉でも思いがけないほどの報酬を貰えた。 なんだかよくわからないな、と一行は思った。 まだ体力はあったので町歩きで暇つぶしするのも良かったが、一行は奇妙な服装であるだけでなく奇妙な香りをぷんぷん漂わせて...
エピソード55『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード55 ギュイオンヌ大聖堂がある聖都が、素晴らしい場所であるとは思えなかった。 しかしまずはそこを見てみるべきか、と一行は思った。他に大した目標もない旅だ。他に大都市も知らない。 聖都は、ミレーユの村から北東に行ったところだと教わった。とにかくその方向に向かうことに...
エピソード54『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード54 一行は、この村でしばらく滞在することとなった。 長旅の疲れを癒すため、毒消しやマヒを治す薬草の調合を教わるため。 そして老人ばかりの村人のために、手伝えることを助けてやった。 棚を直したり、ハーブを摘みに行ったり、薪を割ったり、ネズミをやっつけたり、本を読ん...
エピソード53『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード53 穴の先に国境の役人など徘徊していたら絶望であったが、人影のない場所に続いており、一行は安堵した。 どこか快適な町で休みたかったがそのアテも体力もなく、馬車を囲いながら静かに野営を張って、ささやかに夜を越えた。...
エピソード51『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード51 アミンを先頭に、一行は分離壁へと向かった。 ア「ちょっとうるさくてもいいかな?」 ラ「何をするんだ?」 ア「鉄を打つんだ」 ラ「意味がわからん。まぁ鍛冶の音なら村の者は怒らないだろう」 アミンは馬車から鍛冶道具を取り出すと、壁のほど近くでキンキンと鉄を打ち始...
エピソード50『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード50 集落のはずれに、ライアンの家はあった。小さな粗末な家だ。 彼は本当に、粗末な茶だけで一行をもてなした。 あ「あったかーい♪」ななは感謝の気持ちを込めて、褒め言葉を探した。 ゆ「どうして関所の兵士さんは、旅人すら越境させてくれないの?」...
エピソード49『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード49 森を抜けた頃、ついには国境に辿り着いた。カルベローナ国領とギュイオンヌ国領の国境だ。 長い長い、端が見えないほど長い壁が立ちはだかっている。そして関所が設けられているのだった。 馬車が到着すると、何人もの兵士が立ちはだかった。...


エピソード48『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード48 一行はベロニカを加えて、ブランカの城から旅立った。 ベロニカの外出について門番たちには、「珍しい絵の具の材料を採るために、2~3日遠出してくる」と言い訳した。 そんな理由であるからに、ベロニカは立派な服も、立派な画材道具も、すべてを小屋に置いてきた。着の身着...
エピソード46『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード46 チ「あぁちょっと待て」 チャモロは何かを思い出したかのように、一行を呼び止めた。 チ「アミンと言ったか。こっちに来なさい」 アミンが近寄ると、チャモロは牢屋ごしにアミンに手をかざした。 何やらぶつぶつと念じている。 チ「はっ!!」...
エピソード45『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード45 城の中に入ると、応接間の壁には大きな立派な肖像画が飾られている。 な「わーぁ、美しいお姫様!」 兵「我が城の女王様である。くれぐれも粗相のないように!」 ゆ「王様よりも女王様が有名なお城。やっぱ絶世の美女だったりするのねぇ」...
エピソード42『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード42 1日2日で通り抜ける街ではないと悟り、長期滞在に向いた安めの宿を探した。 キキはボロい宿でもまったく文句を言わなかった。 「この部屋、わたしのベッドよりも小さいわ!」と言ったが「文句」を言っているわけではない。...


エピソード41『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード41 夜は酒場に出て、情報収集に励んだ。なにしろカルベローナのことは何も知らない。 町人たちの話によると、北東の方角には大きな街があるという。まずはそこだろう。目的地の目処は立った。 キキは妖精の女王だとバレていないが、しかし目立った。キキがいなかろうと目立つパー...
エピソード36『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード36 ゆ「ねぇ!ちょっと試してみてもいい?」 ア「なんだ?」 ゆ「ちょっとさぁ、目を閉じて漕いでみて!」 な「えぇー!!」 ゆ「いや言い過ぎたわ。 目を閉じなくてもいいけど、少し左右に反れてもあまり気にしないで、とにかく真っすぐ進んでみて!...
エピソード35『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード35 兵「城は、まっすぐこの先にある」 な「でも霧の中を手漕ぎボートで真っすぐなんて・・・」 兵「一度しか言わない。城は、まっすぐこの先にある」 ゆ「あ!ポワン様が、何か試練のようなことがあるって言ってた! それはこれのことなんじゃない?」 ア「行ってみるか」...
エピソード34『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード34 兵「はぁ・・・」兵士は1つ、溜息をついた 兵「そなたらは、これからも遥か旅を続けるつもりか?」 な・ゆ「は、はい」 兵「では覚えておいたほうがいい。 仲間とは、ずっと一緒に居られるとはかぎらない。すべての冒険者の宿命だ。...
エピソード33『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード33 《ホイミ》と《ヒャド》を会得した一行は、少し得意気な顔で、砂漠をさらに進んでいった。 いいや得意気になれるだけではない。ゆなが《ヒャド》を覚えたことで、かえんムカデもベビーゴイルも格段に倒しやすくなった!...
エピソード32『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード32 ゆなは一人、早々にお腹を満たすと、約束どおりポワンの元に戻った。 ゆ「ポワン様。お待たせいたしました」 ポ「あぁ、愛しいゆなさん。 私はあなたを守って差し上げたい」 ゆ「え、なんです急に?」 ポ「急にではありません。あなたの言動を拝見して、込み上げた思いです...
エピソード30『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード30 ゆ「ちょっと待って! ところで私たちは、何を協力してあげればいいの?」 リ「えぇと、そうですね。わたしが出来るだけ話してみましょうか。 森は火災で焼けてしまいました。 これは、《春風のフルート》で治療が出来ます。...
エピソード29『世界樹 -妖精さんを仲間にするには?-』
エピソード29 アミンは残りの2人を起こした。 4人は屋上のガーデンテーブルに腰を下ろし、珍しい来客を説明した。 ハ「へぇ、エルフか。ドワーフよりずっとかわいいぜ。 冒険はこうでなくっちゃな! でも・・・オレの武器を隠したのも、おまえだな?」...
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