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エピソード11 『真理の森へ』
エピソード11 カティは、 フィンランドで最も有名なチョコレートメーカーで働いてるそうです。 卵型のチョコを、1つ私に食べさせてくれました。 「美味しい♪」と私がはにかむと、 「うふふふ!ウソでしょ!?」とカティは大笑い。そして、続けます。...
エピソード3 『真理の森へ』
エピソード3 「その代わり…」 母が私に突きつけた中退&留学の条件は、「お金」でした。 「留学の費用は、自分でアルバイトして貯めなさい」 それが、唯一の条件でした。 …家計的には、留学の費用が出せないわけではないようです。...
エピソード2 『真理の森へ』
エピソード2 「お母さん!私、大学辞める!!」 家に帰るなり私は、トレンチも脱がずにキッチンになだれ込みました。 「何言い出すの?急に!」 「私、心理学はもう、ヤメにする。だから大学もヤメる。いいでしょ?」 ダメに決まっている。わかってるけど、言わないわけにはいきません。...
エピソード15 『真理の森へ』
エピソード15 私は、色々と驚いてしまった! まず第一に、トゥーリの頭の良さに驚いた。 彼の発想は、既存の枠組みを大きく超越している!し過ぎている! 環境学の枠組みを、根底からぶち壊してしまったのだから… そしてそれこそが、環境学というものの本来的な姿なのだと思う。...
エピソード19 『真理の森へ』
エピソード19 気付けば、カティが居ない! 私はカティを探し、玄関にカティの靴があるのを発見。 家の中に入ったようです。 私も丁寧に靴を並べ、中にお邪魔してみることにしました。 カティは、お義母さんと一緒にキッチンに居ました。...
エピソード7 『真理の森へ』
エピソード7 翌日朝早く、電車に乗って、ユスキュラの街へ向かいました。 ヘルシンキから、北へ北へとひた走るのです。 改札口を出ると、大柄な若い男性に声をかけられました。 「ジャパニーズ?翔子サンデスカ?」 私がYesもNoも答える前から、私をその人だと決めつけ、...
エピソード1 『真理の森へ』
プロローグ 四葉のクローバーが幸福の象徴と言われるのは、 あながち、迷信でもないのかもしれません。 エピソード1 亮くんと抱き合ったことで、私は激変してしまいました。 いや、セックスそのものが私を変えたのではないんだ。 セックスに対して、素直に・積極的になったことが、私を変...
エピソード8 『自由の空へ』
エピソード8 ゆうこさんは、私をカウンターの中に導き入れた。 客席はライブ音響でとてもやかましく、会話ができるような状況ではないのだ。 カウンターの内側の死角に入れば、それなりに円滑に会話ができる。 私は軽く自己紹介をし、そして経緯を話した。...
エピソード5 『自由の空へ』
エピソード5 そうして、 大学に入ってからも、心理学を夢中で勉強しました。 大学生の9割は、勉強などロクにしませんが、 私は一人、講堂と図書館を行ったり来たりし、 ホワイトボードとノートに右往左往しました。 ラットを使った臨床実験は、...
エピソード3 『自由の空へ』
エピソード3 「勉強しろ」と言われた記憶も、ほとんどありません。 親は別に学歴主義ではなく、エリート志向でもありません。 「勉強しろ」なんて言われてないのに、 なぜか私は、一生懸命に勉強します。 親が「勉強しろ」と監視しないから、だからこそ、...
『自由の空へ』まえがき
まえがき これは、心理学に心の平穏を見出そうとする女子大生を描く、 中編程度の長さの物語です。 対象年齢は、高校生かそれ以上を想定しています。
エピソード11 『自由の空へ』
エピソード11 「ほらぁ、しちゃえば?エッチ。 あなたたち、お似合いだと思うけどなぁ♪」 ゆうこさんは、私のわき腹をイタズラっぽくつついてくる。 「そ、そんなことより、 どうしてゆうこさん、彼にナンパをけしかけたりしたんですか?」 私はまず、そこに興味があった。...
エピソード7 『自由の空へ』
エピソード7 彼は、話を続けます。 「…いいかい? き、き、君は今、な、何しに来たんだっけ? 心理学を勉強しに来たんだよ。要点はそこだろ? お、おか、お母さんの知り合いかどうかは重要じゃないし、 別府かどうかはどうだってイイはずさ。...
エピソード10 『自由の空へ』
エピソード10 しばしの沈黙のあと、ゆうこさんは続けた。 「…おせっかいかもしれないけど… 翔子ちゃんあなた、亮くんと寝てみたら?」 「は!?寝るって!?」 「そうよ。セックスよ。」 「ままま、待ってくださいよ!冗談でしょ!?」 私は、一気に脂汗をかきまくった。...
エピソード6 『自由の空へ』
エピソード6 「あ、ああ、ああのぅ。すす、すいまーせん。 …お姉さん? おーい! ちょっと?」 「は?私ですか!?」 ホームのベンチで電車待ちしていた私は、 不意に誰かに声をかけられました。 ひどく落ち込んでいたし、焦っていたし、まさか知り合いがいるはずもないので、...
エピソード5 『自由の空へ』
エピソード5 そして私は、 母の勧めどおり、小旅行に赴くことにしました。 新幹線を乗り継いで、大分駅までは順調でした。 ここまで来ればもう、着いたも同然です。 大分駅から別府までは、豊本線でほんの数駅なのだから。 しかし、私は、...
エピソード12 『自由の空へ』
エピソード12 私は、迷いに迷ったけれど、 アバンチュールを体験してみることにした。迷いに迷ったけど。 ここで受け入れなきゃ、ゆうこさんに話聞かせてもらった意味がないもの。 私が頷くと、 ゆうこさんは、亮くんに電話を入れた。...
エピソード14 『自由の空へ』
エピソード14 私は、彼の雄弁な言葉に耳を傾けていた。 目を閉じて、静かに、とても素直に聞き入っていた。 母の子守唄に溶ける、無垢な子供みたいに。 男の人に対してこんなに素直な気持ちになったのは、 生まれて初めてのことじゃなかろうか。...
エピソード13 『自由の空へ』
エピソード13 私は、そのまま眠ってしまったらしかった。気絶したのかな? 彼のほうを射精に導くことなく、中途半端なままで終えてしまったらしかった。 申し訳ないことをしてしまったけれど、 彼は怒ったりしなかった。ありがとう。 朝になって目覚めても、...
エピソード9 『自由の空へ』
エピソード9 私は、目からウロコが落ちる思いでした。 心理学の本を何十冊と読み、心理学の先生を何十人も見たけど、 ゆうこさんのようなアイロニーを話す人は、誰もいなかった… 「そりゃそうよ。 専門家たちはみんな、自分の食いぶちを守りたいんだもの。...
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