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エピソード11 『自由の空へ』
エピソード11 「ほらぁ、しちゃえば?エッチ。 あなたたち、お似合いだと思うけどなぁ♪」 ゆうこさんは、私のわき腹をイタズラっぽくつついてくる。 「そ、そんなことより、 どうしてゆうこさん、彼にナンパをけしかけたりしたんですか?」 私はまず、そこに興味があった。...
エピソード7 『自由の空へ』
エピソード7 彼は、話を続けます。 「…いいかい? き、き、君は今、な、何しに来たんだっけ? 心理学を勉強しに来たんだよ。要点はそこだろ? お、おか、お母さんの知り合いかどうかは重要じゃないし、 別府かどうかはどうだってイイはずさ。...
エピソード10 『自由の空へ』
エピソード10 しばしの沈黙のあと、ゆうこさんは続けた。 「…おせっかいかもしれないけど… 翔子ちゃんあなた、亮くんと寝てみたら?」 「は!?寝るって!?」 「そうよ。セックスよ。」 「ままま、待ってくださいよ!冗談でしょ!?」 私は、一気に脂汗をかきまくった。...
エピソード6 『自由の空へ』
エピソード6 「あ、ああ、ああのぅ。すす、すいまーせん。 …お姉さん? おーい! ちょっと?」 「は?私ですか!?」 ホームのベンチで電車待ちしていた私は、 不意に誰かに声をかけられました。 ひどく落ち込んでいたし、焦っていたし、まさか知り合いがいるはずもないので、...
エピソード5 『自由の空へ』
エピソード5 そして私は、 母の勧めどおり、小旅行に赴くことにしました。 新幹線を乗り継いで、大分駅までは順調でした。 ここまで来ればもう、着いたも同然です。 大分駅から別府までは、豊本線でほんの数駅なのだから。 しかし、私は、...
エピソード12 『自由の空へ』
エピソード12 私は、迷いに迷ったけれど、 アバンチュールを体験してみることにした。迷いに迷ったけど。 ここで受け入れなきゃ、ゆうこさんに話聞かせてもらった意味がないもの。 私が頷くと、 ゆうこさんは、亮くんに電話を入れた。...
エピソード14 『自由の空へ』
エピソード14 私は、彼の雄弁な言葉に耳を傾けていた。 目を閉じて、静かに、とても素直に聞き入っていた。 母の子守唄に溶ける、無垢な子供みたいに。 男の人に対してこんなに素直な気持ちになったのは、 生まれて初めてのことじゃなかろうか。...
エピソード13 『自由の空へ』
エピソード13 私は、そのまま眠ってしまったらしかった。気絶したのかな? 彼のほうを射精に導くことなく、中途半端なままで終えてしまったらしかった。 申し訳ないことをしてしまったけれど、 彼は怒ったりしなかった。ありがとう。 朝になって目覚めても、...
エピソード9 『自由の空へ』
エピソード9 私は、目からウロコが落ちる思いでした。 心理学の本を何十冊と読み、心理学の先生を何十人も見たけど、 ゆうこさんのようなアイロニーを話す人は、誰もいなかった… 「そりゃそうよ。 専門家たちはみんな、自分の食いぶちを守りたいんだもの。...
エピソード1 『自由の空へ』
プロローグ 私が探し求めていた自由は、 他でもなく、最も遠ざけていたところにあった。 最も意外なところにあった。 エピソード1 「自由になりたい!」 私は、幼い頃からずっと、そう思っていました。 物心ついたときには、もう、 「自由」というコトバに反射的に興奮していました。...
エピソード2 『自由の空へ』
エピソード2 これといって不自由でもなく、 これといって不幸でもないのに、 私の心は、どこか空虚でした。 何かがつまらなく、何かが足りないのです。 しかし、そんな満たされない気持ちをわかってくれる人は、 およそ一人も、いませんでした。 同年代の友人たちは、...
エピソード4 『自由の空へ』
エピソード4 私、ひねくれ者なのかな?素直な良い子なのかな? そんな、相反する矛盾した自分を見つけて、 私はようやく、1つの道を見つけました。心理学です。 心理学とは、そうした心の機微を扱う学問なのです。 偏差値とか名声とかはどうでもよいので、...
36 沖縄の生活習慣 『世界一大きなおもちゃばこ』
36 沖縄の生活習慣 夕ご飯を食べ終わったら、 お片づけも、子どもたちがやってたよ! キッチンまで運ぶのは、それぞれ自分でやってたけど、 洗い物は、4人の女の子たちが、やってた。 「料理をした子が後片づけもする」っていう仕組みじゃなくて、 「当番制」でもなくて、...
16 おしくらまんじゅう 『世界一大きなおもちゃばこ』
16 おしくらまんじゅう おしくらまんじゅう!!?? 羽田空港行きの電車は、人がいーーーーーーーっぱい!!! るなは、 大人のヒトたちの足の間に立って、 ガタンゴトンゆれる電車の中で、ひっしにがんばったよ!!! あっちの足につかまったり、こっちの足につかまったり…...
31 同じ誕生日のヒト 『世界一大きなおもちゃばこ』
31 同じ誕生日のヒト のもこをビックリさせることに、満足しちゃうと、 みんな、いちもくさんに、部屋のお片づけをはじめたよ。 だれも、サボる人なんて、いなかった!! だれも、イヤそうな顔でやる人なんて、いなかった!! のもこに、...
23 キセキの再会…!!! 『世界一大きなおもちゃばこ』
23 キセキの再会…!!! るなは、あわてて、歩き出したよ!! 先生がどこかで、るなのこと、待ちくたびれてる!! おこられちゃうかもしれない…!!! どうしよう…初めて会う日だっていうのに… るなはまた、 わきの下に、汗がジトーーって出てきちゃって、...
39 おやすみなさい 『世界一大きなおもちゃばこ』
39 おやすみなさい るなは、はだかんぼのまんま、 今日着てたTシャツとパンツを、洗ったよ♪ …なんと、 今、頭をつっこんでた、手作りサイダーの中で!! 重曹とクエン酸は、 洋服を洗うのにも使えるし、おフロそうじにも使えるし、...
20 ひこうきには、まだ着かないの!? 『世界一大きなおもちゃばこ』
20 ひこうきには、まだ着かないの!? お姉さんがるなに言った、最初の言葉… 「おじょうちゃん、走るよー!!!」 「え?え??」 何も考える間もなく、 お姉さんに手をひっぱられながら、るなは、走りだすことになったの!! 「…そういえば、...
41 魔法のコーヒー 『世界一大きなおもちゃばこ』
41 魔法のコーヒー お兄さん以外、だーれも起きてこないから、 つまんなくなっちゃって、もう1回、寝ちゃった。 次に起きたら、8時を過ぎてたよ。 もう、大人の人たちは、みーんな、起きてた。 ねぼけまなこでおふとんをたたんでたら、 ミユちゃんが来てくれたのー♪...
24 「てへへ」の美学 『世界一大きなおもちゃばこ』
24 「てへへ」の美学 お兄ちゃんは、 「お店の人に聞いてみよう」って、ていあんしてくれた♪ るなの手をしっかりにぎって、おそば屋さんに、入っていった。 おくのキッチンにいる、店員さんに声をかける。 「すみません。 この店の前あたりに、30分くらい前に、...
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