top of page
エピソード6 『虚像のバンドマン』
エピソード6 バンドという音楽形態は、 もう、廃れていくだろうと思う。 色んな意味で、「時代遅れ」なんだ。 あれは、「バブルの落し物」ってヤツなんだよ。 シロウトは、気付いていないだろうけど、 市場を賑わせているポップスのドラムやベースは、...
エピソード1 『虚像のバンドマン』
エピソード1 俺は、 とあるバンドで、ベース・ギターを弾いている。 つまり、ベースのことだ。ベーシストだ。 ギターも一通り弾けるし、歌もそこそこ唄えるが、 ベースという楽器が好きだし、ベーシストというたち位置が、好きだ。 ドラムも、叩けないことも、ない。...
エピソード5 『虚像のバンドマン』
エピソード5 すると、 こういう軟派な「ホスト行為」に走らずに、のし上がっていくためには、 何かのオーデションで、優勝したりするしか、無ぇ。 かと言って、 大手のレコード会社のオーディションなんかは、 「デキレース」であることが、多いんだ。 優勝するバンドは、...
エピソード4 『虚像のバンドマン』
エピソード4 え? 「ファンを食ったら、メジャーになれないんじゃないのか?」って? そうなんだよ! ホスト・バンドのヤツらってうのは、 「食わない」ギリギリのところで、オンナのコたちを、喜ばせるんだ。 …「ギリギリ」でも無ぇな。 手を繋いでも、もうアウトだよ。...
エピソード8 『虚像のバンドマン』
エピソード8 こないだ、 「紅白歌合戦の舞台から、ヤクザ関連のヤツらが一層される」 なんていうニュースが、流れていた。 お察しの人も多いだろうが、 お音楽業界ってのは、ヤクザが牛耳ってる。 それに、 中小のプロダクションなんかは、 不動産会社が、...
エピソード2 『虚像のバンドマン』
エピソード2 「メジャー・デビューを目指さないバンドがあるのか?」って? そんなの、ゴロゴロ居るよ! 口ではメジャー志望を吹聴してるが、実際はそうじゃないヤツらが、多い。 バンドを組む理由は、幾つか、ある。 まずは、 「とにかく、バンド・サウンドを楽しみたい」...
エピソード11『虚像のバンドマン』
エピソード11 少しは、俺の話もしようと思う。 俺は本当は、 バンドを解体して、 フミユキと2人で音楽をやりたいんだよ。 5年くらい前からそう思ってるけど、 結局俺も、ダラダラと、なぁなぁを続けている。 そうなったら、 俺も多分、打ち込みを活用するだろう。 ただ、...
エピソード4 『大家族』
エピソード4 ミユが5歳のとき、マユは離婚した。 やはり、旦那側の不倫がその原因であった。 マユの旦那は信心深いし、仕事もとても真面目にこなしていたので、 彼の不倫については、誰もが驚きを隠せなかった。 多くの親は、幼い子には不倫という事象を隠したままにしておくが、...
エピソード3 『大家族』
エピソード3 結婚相手も、創価学会の会員だった。10歳年上の銀行員である。 マユもやはり、お金には困らない環境を手にする。 マユもまた、働く必要性のない身分を手にする。 マユは、早く母親になってみたかった。望みどおり、ミユはすぐに産まれた。...
エピソード5 『大家族』
エピソード5 ミユも6歳になれば、小学校に上がる。 それこそ最初は、私立のお嬢様学校に通っていた。 しかし、ミユは学校にはなじめなかった。 勉強というものを、なぜみんなで一斉にやるのか、ミユには理解できなかった。 ミユは家庭で、もっと自由に楽しくマイペースに、多くを学んでい...
エピソード10 『大家族』
エピソード10 ミユが交流館に転校・移住したことは、 ミユだけでなく、マユの人生をも大きく変えた。 「真の自由」 マユは、もっと自由に生きたくなった。 マユもまた、東京の家から離れることにした。 マユは、ミユがたくさんの友人たちと賑やかに暮らす様子を見て、...
プロローグ 『大家族』
プロローグ 動物園のウサギのように、 誰とでも仲良くしていられた。 オスもメスも関係ない。 エピソード1 「ミユちゃんって、フリースクールっぽくないよねー」 と、ミユはよく言われる。 たしかにそうだろう。 どちらかと言えばミユは、...
エピソード7 『大家族』
エピソード7 「名前の通り?どういうことですか?」 「そのままじゃないですか? 真由。真の自由。 いい名前ですね♪」 「私…自由ですか?初めて言われましたけど…」 「えぇ。僕はそう思います。 人の自由を阻害をしている要素は、大きく分けて2つです。 1つは、恋愛です。...
『大家族』
エピソード2 ミユの母親は、およそミユの母親っぽいと言える。 可愛らしい顔、おっとりした性格、キャシャな体型… どちらかと言えば、ではなく、どう考えても、 ミユは母親の血を強く継いでいる。 その母…マユはと言えば、 やはり、私立のお嬢様学校に通っていた。...
エピソード8 『大家族』
エピソード8 彼が信頼に足る人物だと解ると、 途端に、虚勢じみた緊張感が溶けていった。 マユは、「育児放棄ではないか」と疑われ、「違う」と胸を張って即答したが、 内心、動揺を感じる自分も居た。 彼女は、その動揺を正直に打ち明けてみた。 「あの…...
エピソード9 『大家族』
エピソード9 マユは、思いがけない場所に理解者を見つけて、 とても幸せな気持ちになった。 会話がこんなに弾んだのは、いつぶりだろうか。 そしてマユは、彼の姓名判断が面白かった。 「真の自由」その言葉を聞いたとき、 脳天を突かれるような衝撃を、喜びを感じた。...
『大家族』まえがき
まえがき この物語は、 「世界一大きなおもちゃばこ」のスピンオフになります。 ミユちゃんの母親が主人公の、短編小説です。 必ずしも、「世界一大きなおもちゃばこ」を読んでいなくても、 この物語を楽しむことは可能です。 「世界一大きなおもちゃばこ」は、...
エピソード6 『大家族』
エピソード6 ミユが交流館の体験入学を経たとき、 マユは、ちょっとしたカウンセリングを受けることになった。 交流館の管理人は、マユがなぜ子供を預けるか、その動機を探る必要があった。 育児放棄のような堕落的動機であれば、受け入れを拒否しなければならない。...
エピソード13 『ハルトの初恋』
エピソード13 オレっちは、 首をブルブルっと振るわせると、現実に戻ってきた。 光のツブツブは、消えてしまった。 世界の神々しさは、消えてしまった。 でも、やっぱり、 ナナミは可愛かった。 -------------------------END--------------...
エピソード9 『ハルトの初恋』
エピソード9 オレっちは、 それからほとんど毎日、裏山に行くようになった。 ナナミが来るかもしれないから。 ナナミに会いたかった。ナナミのパンツが見たかった。 オレっちは、 どうやら、ナナミに恋をしていた。 ナナミは可愛い。フェルメールみたいだ。 いや、...
bottom of page
