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エピソード7 『無人のお祭り』
エピソード7 そのゲストハウスは、 ある集落の、なだらかな丘の上にあった! だだっ広い荒地の中にポツンと、 ログハウスみたいなのが佇んでいた。 「これ、マスターが自分で建てたって、ホントなんスか!?」 「あぁ、ホントだよ。 まぁ、厳密に言うと、...
エピソード15 『無人のお祭り』
エピソード15 結局僕は、 翌日の昼には、この宿を離れ、ノブさんともサヨナラをした。 冒頭でも書いたけど、 この宿には、 多くの「旅人」に足を運んでもらいたい反面、 多くの「旅行者」には、踏み荒らされたくない(笑) ノブさんたちが暮らしていける程度に、適度に、...
エピソード13 『無人のお祭り』
エピソード13 ノブさんのパーソナルの紹介として、 もう少しラフな切り口で、語ってみよう。 僕がノブさんに抱いた印象は、 「村上春樹の小説に出てきそうなヒトだなぁ」 といったものだった。 物静かだけど、しゃべる時は雄弁にしゃべり、...
エピソード14 『無人のお祭り』
エピソード14 僕は、 この宿を出た後の予定というのは、 コレと言って存在していなかった。 末は、沖縄離島でゲストハウスでも営みながら、 のんびり暮らすのも良いかなぁと考える人間だった。 その程度さ。 だから、 しばらくこの宿を拠点に、与那国に滞在してみようかなとも、考えた...
エピソード5 『無人のお祭り』
エピソード5 かなり脱線してきちゃったけど、もうチョイ、続けようかな? とにもかくにも、 アトランティスという文明は、 住民たちの貪欲なエゴによって、崩壊しちゃったんだ。 よく、超古代文明の映像として、 科学が超発達した、超ハイテク都市の様子が、描かれたり、するよね?...
エピソード12 『無人のお祭り』
エピソード12 彼はおそらく、 そのうち、お金の介入しない自給自足の共同体を、 与那国かどっかにひっそりと築くだろうと思う。 なにしろ、彼は、 モノやサービスを循環させるにあたって、 イチイチお金を介入させる現在のシステムについて、 「煩わしく非効率的だ」と、悟っている!!...
エピソード10 『無人のお祭り』
エピソード10 …と、これだけの設備が自由に使えて、 1泊2,000円♪ ゲストハウスって、ま、こういうトコさ♪ それと、ノブさんは、 1つ、ユニークで良心的な料金システムを採用していた。 実は、 つい数ヶ月前から、北海道に住んでたノブさんのお母さんが、...
エピソード13 『クラシックの革命児』
エピソード13 中島さんは、第3部は一転、 凛々しいコンサート・スーツを着て、登場した。 そして、 無言のまま、指揮棒を振り上る。 奏者は一斉にブレスをし、そして最初の音に備えた指の形で固まる。 会場は一転、ヨーロッパの年代もののコンサートホールのような重厚感に包まれる。...
エピソード4 『クラシックの革命児』
エピソード4 だからボクは、 報道の業種に、「勤める」ことは辞めたんだ。 賃金を貰う立場には、立たないことにした。 …でも、 「真実を伝える」という作業には、興味があった。 幸い、時代はインターネットの全盛期を迎えた。 だからボクは、ホームページやブログの類を使って、...
エピソード12 『クラシックの革命児』
エピソード12 第2部では、 なんと、奏者全員が頭にハチマキを巻いて出てきた! 左半分の奏者が白いハチマキで、 右半分の奏者が赤いハチマキである。 さらに、指揮者の中島さんとやらは、 学ランを着て、ハチマキと手袋をしている! どうやら今度は、応援団長に扮しているらしい。...
エピソード2 『クラシックの革命児』
エピソード2 ミサは、前述の通り、フルートを吹いていた。 フルートは競争率が高いパートだから、 大学でも吹けるヒトは、かなり上手い傾向にある。 あんまり上手じゃないヒトは、他のパートに回されやすい(笑) ボクは正直、 フルートの音色は、そんなに好きじゃない。...
エピソード9 『クラシックの革命児』
エピソード9 開演予定の2時キッカリになった。 ボクは、慌てて耳を塞いだ。 なぜかと言うと、(古いホールは特にそうだけど、) クラシカルなホールでは、 開演時や休憩の終了時に、 「とても耳触りで無機質なブザー音」が、何十秒も鳴り響くからだ!...
エピソード6 『クラシックの革命児』
エピソード6 席は、「全席自由」だった。 すると、チケットを管理するスタッフは必要ナイし、 座席に誘導するようなスタッフも、必要ナイよね。 ボクらは、 ほぼ開場と同時に会場入りしたから、席を自由に選べた。 一番後ろの、真ん中辺りに陣取った。 …「音楽聴く」のが目的だったら、...
エピソード7 『クラシックの革命児』
エピソード7 座席に座ると、 後ろの通路のビデオカメラ・スタッフのヒトの、 すぐ近くに位置していた。 しばらくすると、2人のスタッフが配置に着き出して、 カメラをセッティングしながら、何やら小声で話し込んでいる。 「いやぁ、今回はお客さん、ずいぶん入りましたねぇ。」...
エピソード14 『クラシックの革命児』
エピソード14 ボクは、 彼がアンコールをどのように取り仕切るか、楽しみだった。 なにしろ、一般的なコンサートでは、 「アンコール前のお辞儀や拍手」もダラダラと間延びして、 ストレスの多いものだからだ。 あのような挨拶や、演技めいたアンコール・リクエストには、...
エピソード1 『クラシックの革命児』
エピソード1 「ねぇ、来週の日曜日、 無料のクラシック・コンサートがあるんだけど、行かない?」 ミサが、そう誘い掛けてきた。 ミサは、ボクの彼女だ。 我ながら、素晴らしい彼女だと思う。 可愛らしく、オシャレさんでもあるけど、 クラシックを愛する気品がある。...
エピソード10 『クラシックの革命児』
エピソード10 指揮者の中島さんとやらは、 その勇者のコスプレのまま、指揮台に立った! そして、まさかとは思ったが、 その剣を指揮棒として振り上げ、振り下ろした! この楽団が一曲目に選んだのは、 「ドラゴンクエスト・マーチ」だった!...
エピソード11 『クラシックの革命児』
エピソード11 第1部は、それ以降も、 「みんながどこかで聞いたことのあるクラシック曲」ばかりを、 詰め込んでいた。 たとえクラシックでも、 知っている曲であったり、キャッチーなメロディラインの曲だと、 素人でさえ、眠くはならずに楽しめる。...
エピソード8 『クラシックの革命児』
エピソード8 ボクたちは、開演までのヒマ潰しに、 ロビーで手渡されたプログラムの類を、眺め始めた。 これもまた、普通のコンサート会場のとは違った! 普通、「プログラムをどうぞ」と言って渡される、その紙の束には、 当日の演目とは無関係なビラが、何枚も何十枚も挟まれている(笑)...
エピソード3 『クラシックの革命児』
エピソード3 ボクは大学卒業後は、 一転、新聞記者の道に進んだ。報道カメラマンもやった。 この業界に、 クラシック音楽を聞き分ける気品のある人間は、稀だった。 天然記念物や絶滅危惧種の特集記事を組むなら、 自分の自己紹介文でも書けば、それで事が足りそうだった(笑)...
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