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エピソード11 『アオミ姫』
エピソード11 翌朝は、 さわやかな目覚めでした。 姫は普段(ふだん)、 母親の「起きなさい!アオミ姫!起きなさいったら!」 という、下品な大声で、起こされます。 だから、朝からもう、キブンはサイアク… でも、この日は、 差し込む木(こ)もれ日と鳥たちのささやきで、...
エピソード18 『アオミ姫』
エピソード18 翌朝。 トコッシーとフラミースは、裏庭の姫を、むかえに行きました。 「私、ほとんど眠れなかったわ… テントの床なんて、硬(かた)くて痛くて…」 アオミ姫は、目にクマを作って、なげきました。 「筋肉が付けば、 床で眠っても、ヘッチャラになるんだよ?...
エピソード13 『アオミ姫』
エピソード13 時間は、9時になりました。 姫たちは、何時かわかっていないけれど…。 「さて、僕はもう、出発するからね?」 「出発って、どこへ?」 「どこかって?そりゃ、わからないよ。」 「は?何を言ってるの?お昼ご飯を探しに行くの?」...
エピソード17 『アオミ姫』
エピソード17 20分もあるくと、一行は、町に到着しました。 あちらこちらに、ラベンダーの花がそよいでいます。 心地よい風が、ラベンダーの香りを、町中にふりまいていました。 「んー!いい香り♪」 トコッシーは、大きく深呼吸をしました。 「あぁ、もう元気になっちゃった♪」...
エピソード3 『アオミ姫』
エピソード3 「ねぇ、私、 お姫様なんてヤメたいわぁ。 礼儀作法(れいぎさほう)も算数も、もう、ウンザリ!!」 お姫様は、 ペットであり親友でもある、ホトミにグチりました。 ホトミは、犬です。 犬ですが、まっ黄色のカラダをしています。...
エピソード14 『アオミ姫』
エピソード14 一行を率(ひき)いたトコッシーは、小屋を出ると、 本当に、城とは反対側に向かいはじめました。 「ちょっと、トコッシー? 道は反対よ?泉の裏に、何があるの?」 「何も無いよ。 だってキミ、城のほうには、行きたくないんでしょう?...
エピソード12 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード12 ログハウスの夢を叶えてもらった私は、 イエメン旅行が終わった後の、 主人の晴れやかな顔の気持ちが、とても良く、解りました! 私もまた、 「残りの人生は、他人のために尽力しよう」 と、心から思えるように、なったのでした! 人は、...
エピソード19 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード19 「…それであなた、 今晩は、どこで寝るつもりなの?」 「いやぁ、わかんなけど、 1つ2つ先の駅の、ベンチだろうなぁ…(笑)」 「…ですよね(笑) でも、別に、 先を急いでるってわけじゃ、無いんでしょう?」 「うん。まったく、急いでないっス」...
エピソード4 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード4 「写真や絵のギャラリー」に近いところで、 「手作り雑貨の展示販売」といったことも、行います。 これも、 同じような取り組みをされている飲食店は、山ほどあるでしょう。 雑貨小物に関しても、やはり、 作品そのものや作者の人格に、強い共鳴を感じない限り、...
エピソード16 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード16 私はまず、所持品について、尋ねました。 なにしろ、彼、 ほとんど何にも、持っていないのです… 笠と杖を持っていたため、お遍路さんであると察知出来ましたが、 それ以外は、何も、お遍路らしく無いのです!! 「あなた、リュックサックは?」 「あぁ、リュックは、...
エピソード14 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード14 最後に、 歩きお遍路さん方の話を、してみたいと思います。 トップバッターに相応しいインパクトを持つのは、 ユウキさんでしょう。 もう、70を超えるおじいちゃんなのですが、 なんと、彼、 彼是、お遍路歩きを、30周以上も、続けているのです!!...
エピソード13 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード13 2000年代も半ばを過ぎた辺りからは、 経営的にも、環境的にも、安定的低空飛行が続いています。 アルバイト・スタッフを雇うようにもなり、 その影響で、若者の来店・交流が活発になってきたのは、 特筆すべきことと、言えるでしょう。 また、...
エピソード23 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード23 …とは言っても、 実際のところ、 大して大きなハプニングが起こったわけでも、無いのです(笑) しかし、 日々は、とても充実していました。 ムカイくんは、 チユキちゃんの家をベースに、 私の店と、行ったり来たりしました。 私は実際、...
エピソード15 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード15 3人目の方は、少しじっくりと、紹介させて下さい。 あれは確か、 2009年も8月中旬の、暑さも最高潮の時分でした。 夕方4時になっても気温が下がらず、 常連のおばあちゃんが、お孫さんと一緒に、 店先に、水撒きをしてくれていたのです。...
エピソード6 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード6 「仮眠室」と「公認食い逃げ屋さん」 を、二つ同時に見ていきましょう。 私のお店は、 お遍路道沿いに、建っているのです。 店を建てることを決めたとき、 歩きお遍路さんへの「お接待」を兼ねられる店にすることを、 至上命題に掲げたのです。 ですから、...
エピソード5 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード5 次は、 「ライブハウス」を見てみましょう。 私たちは、 音楽に関しては、本当にドシロウトなもので、 ほとんど何にも、お手伝いが出来ません。 ですから、本当に、 「スペースをシェアする」といったニュアンスになります。 前述のように、...
エピソード18 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード18 「…それであなた、 このまま、88箇所を巡り続けるの?」 「いや、わかんないなぁ。 何事も、『ゴールに着くこと』には、 大して価値を置いて無いから、 歩いてる最中に、何か面白い場所を見つけたら、 そこにしばらく留まるかも、しれないですよ。」...
エピソード7 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード7 とまぁ、 「公認食い逃げ屋さん」の真意が、 「お接待」による、飲食の提供なのです。 順番が逆になってしまいましたが、 最後に、「仮眠室」も、お話しましょう。 「仮眠室」も、話の本質は、「公認食い逃げ屋さん」と同様です。...
エピソード22 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード22 その直後、 チユキちゃん家には、 更にもう2人、居候が増えました。 まずは、 日本人離れした外見を持つ、ニループです。 横文字の名前で呼ばれていますが、純血の日本人です。 彼は、50を過ぎていますが、 どうにも、30歳くらいにしか、見えません!...
エピソード24 『お遍路さんの集まる喫茶店』
エピソード24 私には、 ムカイくんに引き合わせてみたい知人のアテが、幾つもありました。 彼らがふらりと来店するたびに、 ムカイくんを、店に呼び寄せました。 たいてい彼は、 チユキちゃんの家の敷地の中で、 ニループを先生にして、原始生活のあれこれを楽しんでいたので、...
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