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エピソード10 『ヒミツの図書館お姉さん♪』
レノンさんの言う通りだった。 たくさんの物語の中には、 周囲の人たちから見れば「バカげてる」「無謀だ」「損だ」と思えるような道に 飛び込んでいく少女の話が、たくさんある。 私は多分、そういう本を、100は挙げられる。 彼女たちは、大きな葛藤を味わう。...
エピソード15 『ヒミツの図書館お姉さん♪』
エピソード15 予想外の展開の連続だったので、 私は、何を伝えれば良いか、 完全に、動転してしまっていた。 ただ、「絵本が大好きなので、あのコーナーは楽しかった」 ということだけは、伝えることが出来た。 すると高桑さんは、...
エピソード26 『ヒミツの図書館お姉さん♪』
…高校卒業から2年後の春… 約束通り、私は、 「正規のスタッフ」として、雇われることが決まった。 レノンさんと同じで、 契約上の肩書きは、「清掃スタッフ」(笑) でも、私はシルバー人材ではないので、 レノンさんよりも、時給が良かった。1,000円だ。...
エピソード12 『ヒミツの図書館お姉さん♪』
エピソード12 私は、翌日から、 レノンさんの後ろについて、図書館を歩き倒した。 でも、 仕事の内容に関しては、後回しにしようと思う。 高桑さんのこと、気になるでしょう? 私は、しばらくはずっと、 レノンさんのアシスタントとしてつきまとうだけの存在だったので、...
エピソード2 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
いいのよ、別に。バスケット係、悪くないし。 それにパパ、スタンプが10個たまったら、ゴホウビくれるのよ。 行きつけのカフェテリアで、ティラミスごちそうしてくれるの。私、ティラミス大好き! そのカフェテリアは、家から路地を3つ曲がったところにあるわ。すぐ近く。...
エピソード12 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
船のカフェテリアは繁盛したけど、 パパはあまりうれしそうじゃなかったわ。忙しいんだもの。当然よ。 カフェのマスターっていうのも、パパにはビミョーにハマってないのよ。 合わないことも無いと思うんだけどね。 きっと、100リラの、立ち飲みカウンターの、おしゃべりする店なら良かっ...
エピソード4 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
観光客でにぎわうって、良いことなのかしら? コンサートが開かれるようになったんだから、良いことかもしれないわ。 でも、カフェテリアのマスターがクレーム付けられたのも、 やっぱり、観光客が増えたせいよ。 パパのお給料が増えたのは、観光客でにぎわったおかげだけど、...
エピソード9 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
1台ならまだしも、3台も注文が入っちゃったわ。 さすがにパパ一人じゃどうにもならなくなって、人を雇うことになったわ。 つい昨日まで無職だったのに、いきなり雇い主よ。どうなってんの? そうして半年も経つと、 セントニール島の西海岸には、青と白のキレイな船が、幾つもただようよう...
エピソード10 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
エピソード10 パパは、悩んだわ。 「オレのやっていることは、正しいのか?間違っているのか?」ってね。 パパは、カフェテリアに行って相談しようと思ったけど、 この島には「天使の待ちぼうけ」は無いわ。そこだけは、ヴェネチカと違うのよ。...
エピソード13 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
エピソード13 目ん玉が飛び出るほど、ビックリしたわ! なぜって?海の上にいるんですもの!! 最初から海の上だったけど、でも浜の上だったでしょ。 それが今は、大海原の上!四方八方、海しか見えないわ! 私はあわてふためきながら、操舵室に行ったわ。この船、走れる船なのよ。...
エピソード6 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
変化は、まだ続いたわ。 ついには、診療所まで失くなっちゃったの!病院よ。 かといってそれは、「天使の待ちぼうけ」に出入りする、 パパと同じような考えを持つ人が営む、病院だったの。 いったいどういうこと!? 私たちは「天使の待ちぼうけ」で、話を聞いたわ。...
エピソード15 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
エピソード15 それから4年後、 私は、マカリオスと結婚したわ。 私、恋愛なんて興味なかったし、結婚にも興味なかったけど、 なんとなく、マカリオスと結婚しなきゃいけないような気がしたのよ。 無口でおどおどしてて、ちょっと頼りないけどね。 でも彼は優しくて、働き者で、...
エピソード8 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
マスターからゆずり受けた家は、近所の子供が秘密基地造っていたわ。 いいのよ。マスターが許可したらしいわ。あの人バカなのよ。それか天才だわ。 どっちなの?きっと、どっちでもあるのよ。 カフェテリアのマスターをやる人っていうのは、バカであり天才なの。...
エピソード7 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
引越しは、6月のある日だったわ。 ポパイのマスターが、「夏のセントニールはきれいだよ」と言ったからでもあるけど、 テキトーに準備したら、それくらいの季節だったの。 冬に準備が済んでたなら、冬に旅立ってたとおもうわ。 そう。私たちが引っ越したのは、セントニールという島。...
エピソード3 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
私たちの学校は、お昼ごろには終わる。 ランチは学校でではなく、家で食べるのよ。 ううん。今日は家では食べないわ。 サンドイッチを持っていって、広場で食べるの。時々ね。 ヴェネチカには、サンマリノ広場っていう大きな広場があるのよ。...
エピソード11 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
私と弟のルチアーノは、 学校から帰ってくると、海賊船の屋根に上って、楽器の練習をするようになったわ。 まだまだヘタっぴだけどね。 大丈夫。お店の中ではジャズの音楽を流してるから、私たちの音は気にならないわ。 私たちがパープー吹いてると、ますます大勢の人が、この店に気づくのよ...
エピソード5 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
あちこちおかしくなってきちゃったけど、 私の家のあたりは、まだマシなの。 奥まったところにあるからね。 メイン通りも広場も騒がしいから、私、あんまり外出しなくなっちゃった。 家は家で、ルチアーノのサックスがうるさいのよ。それはそれで悩ましいわ。...
エピローグ 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
漁師しかしてこなかったマカリオスは、 観光都市ヴェネチカでは、職に困ったわ。 …困ると思ったの。でも、大丈夫だったわ。 信じられる? マカリオスったら、「天使の待ちぼうけ」のマスターの、甥っ子だったのよ。 2016/01/25 完筆
エピソード1 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
プロローグ 「あなたのお住まいはどこ?」そう尋ねられたとき、 私はいつだって、こう答えるわ。 「私は、迷路に住んでいます♪」 ウソつくな!ですって? ウソなもんですか!ホントのことよ。 私は、迷路に住んでるわ。迷路の町に住んでるの。 エピソード1 ピュルリルー!...
エピソード14 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
嵐だわ! 眼前に、真っ黒い雷雲がさし迫っている!向こうは雨が降ってるわ! 私は操舵室に駆け戻った。 「ルチアーノ!やっぱり舵を代わって!」 しかしルチアーノは、応じない。 「大丈夫だよ。まっすぐ行けって人魚は言ってるよ。」 「変わりなさい!」...
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