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エピソード2 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
いいのよ、別に。バスケット係、悪くないし。 それにパパ、スタンプが10個たまったら、ゴホウビくれるのよ。 行きつけのカフェテリアで、ティラミスごちそうしてくれるの。私、ティラミス大好き! そのカフェテリアは、家から路地を3つ曲がったところにあるわ。すぐ近く。...
エピソード12 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
船のカフェテリアは繁盛したけど、 パパはあまりうれしそうじゃなかったわ。忙しいんだもの。当然よ。 カフェのマスターっていうのも、パパにはビミョーにハマってないのよ。 合わないことも無いと思うんだけどね。 きっと、100リラの、立ち飲みカウンターの、おしゃべりする店なら良かっ...
エピソード4 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
観光客でにぎわうって、良いことなのかしら? コンサートが開かれるようになったんだから、良いことかもしれないわ。 でも、カフェテリアのマスターがクレーム付けられたのも、 やっぱり、観光客が増えたせいよ。 パパのお給料が増えたのは、観光客でにぎわったおかげだけど、...
エピソード9 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
1台ならまだしも、3台も注文が入っちゃったわ。 さすがにパパ一人じゃどうにもならなくなって、人を雇うことになったわ。 つい昨日まで無職だったのに、いきなり雇い主よ。どうなってんの? そうして半年も経つと、 セントニール島の西海岸には、青と白のキレイな船が、幾つもただようよう...
エピソード10 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
エピソード10 パパは、悩んだわ。 「オレのやっていることは、正しいのか?間違っているのか?」ってね。 パパは、カフェテリアに行って相談しようと思ったけど、 この島には「天使の待ちぼうけ」は無いわ。そこだけは、ヴェネチカと違うのよ。...
エピソード13 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
エピソード13 目ん玉が飛び出るほど、ビックリしたわ! なぜって?海の上にいるんですもの!! 最初から海の上だったけど、でも浜の上だったでしょ。 それが今は、大海原の上!四方八方、海しか見えないわ! 私はあわてふためきながら、操舵室に行ったわ。この船、走れる船なのよ。...
エピソード6 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
変化は、まだ続いたわ。 ついには、診療所まで失くなっちゃったの!病院よ。 かといってそれは、「天使の待ちぼうけ」に出入りする、 パパと同じような考えを持つ人が営む、病院だったの。 いったいどういうこと!? 私たちは「天使の待ちぼうけ」で、話を聞いたわ。...
エピソード15 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
エピソード15 それから4年後、 私は、マカリオスと結婚したわ。 私、恋愛なんて興味なかったし、結婚にも興味なかったけど、 なんとなく、マカリオスと結婚しなきゃいけないような気がしたのよ。 無口でおどおどしてて、ちょっと頼りないけどね。 でも彼は優しくて、働き者で、...
エピソード8 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
マスターからゆずり受けた家は、近所の子供が秘密基地造っていたわ。 いいのよ。マスターが許可したらしいわ。あの人バカなのよ。それか天才だわ。 どっちなの?きっと、どっちでもあるのよ。 カフェテリアのマスターをやる人っていうのは、バカであり天才なの。...
エピソード7 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
引越しは、6月のある日だったわ。 ポパイのマスターが、「夏のセントニールはきれいだよ」と言ったからでもあるけど、 テキトーに準備したら、それくらいの季節だったの。 冬に準備が済んでたなら、冬に旅立ってたとおもうわ。 そう。私たちが引っ越したのは、セントニールという島。...
エピソード3 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
私たちの学校は、お昼ごろには終わる。 ランチは学校でではなく、家で食べるのよ。 ううん。今日は家では食べないわ。 サンドイッチを持っていって、広場で食べるの。時々ね。 ヴェネチカには、サンマリノ広場っていう大きな広場があるのよ。...
エピソード11 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
私と弟のルチアーノは、 学校から帰ってくると、海賊船の屋根に上って、楽器の練習をするようになったわ。 まだまだヘタっぴだけどね。 大丈夫。お店の中ではジャズの音楽を流してるから、私たちの音は気にならないわ。 私たちがパープー吹いてると、ますます大勢の人が、この店に気づくのよ...
エピソード5 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
あちこちおかしくなってきちゃったけど、 私の家のあたりは、まだマシなの。 奥まったところにあるからね。 メイン通りも広場も騒がしいから、私、あんまり外出しなくなっちゃった。 家は家で、ルチアーノのサックスがうるさいのよ。それはそれで悩ましいわ。...
エピローグ 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
漁師しかしてこなかったマカリオスは、 観光都市ヴェネチカでは、職に困ったわ。 …困ると思ったの。でも、大丈夫だったわ。 信じられる? マカリオスったら、「天使の待ちぼうけ」のマスターの、甥っ子だったのよ。 2016/01/25 完筆
エピソード1 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
プロローグ 「あなたのお住まいはどこ?」そう尋ねられたとき、 私はいつだって、こう答えるわ。 「私は、迷路に住んでいます♪」 ウソつくな!ですって? ウソなもんですか!ホントのことよ。 私は、迷路に住んでるわ。迷路の町に住んでるの。 エピソード1 ピュルリルー!...
エピソード14 『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』
嵐だわ! 眼前に、真っ黒い雷雲がさし迫っている!向こうは雨が降ってるわ! 私は操舵室に駆け戻った。 「ルチアーノ!やっぱり舵を代わって!」 しかしルチアーノは、応じない。 「大丈夫だよ。まっすぐ行けって人魚は言ってるよ。」 「変わりなさい!」...
『マイウェイ -迷路の町のカロリーナ-』まえがき
まえがき 私のパパは、水の都ヴェネチカで、船頭さんをしているわ。 まぁ、そういうお話よ。大まかに言って、ね。
エピソード17 『「おとぎの国」の歩き方』
翌朝。朝日ととも出発だ。 …と、そうしようと思ってたんだけど、体が動かなかった! 昨日はバックパックを背負って、一日中山道を歩いたんだ。無理もないさ。 体が動かないことに気づくと、 僕はあっさり、二度寝にかまけることにした。 一人旅って、こういうとき気楽だよ。...
エピソード16『「おとぎの国」の歩き方』
そうして僕は、このダライラマ村を出発したんだけど… 朝も早くから、とんでもないことが起きた! あの婆ちゃん、とんでもなく歩くのが速いんだ! 「婆ちゃん!待ってよ!」 僕が呼び止めるのも無視して、 婆ちゃんは、どんどん歩いていってしまう!...
エピソード14 『「おとぎの国」の歩き方』
「ダライラマが!?この村に居るの!?」 ダライラマって知ってる?チベットの王様みたいな人だよ。 政祭一致って言うの?王様であり、坊さんなんだ。よく知らないけどね。 継承制度で名前を継いでて、今は14世くらいじゃなかったかな。 「ご本人が居るわけなかろう。おっほほ!...
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