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エピソード3 『守護天使 -愛と奉仕の物語-』
エピソード3 私の話に戻りましょう。 私は当時、公園の木陰に転がる、小さな小石でした。 公園で遊びまわる子供たちを、日がな、そこから眺めていました。 私は、子供たちがうらやましくてたまりませんでした。 私もその手のひらを空にかざしてみたい… 私もその足で駆け回ってみたい…...
『守護天使 -愛と奉仕の物語-』まえがき
まえがき これは、地球史上初めての、天使の成長物語です。 天使たちがどのように進化を遂げるか、 その内情が、小説形式でわかりやすく描かれています。 対象読者は特に定めていませんが、 中学生程度の読解力があれば、じゅうぶんに楽しめることでしょう。 『守護天使 -愛と奉仕の物語-』
エピソード19 『守護天使 -愛と奉仕の物語-』
エピソード19 この作業のために、 リカの肉体もまた、強引に痛めつけられました。 ウォークインを行うには、意識喪失の状態を作らなければならないのです。 リカは突然、街中で倒されました。 その入院の間に、ウォークインは完了しました。 私は、リカの肉体に入ったのです。...
エピソード4 『守護天使 -愛と奉仕の物語-』
エピソード4 彼は、名前をタッ君といいました。 タッ君は、私をそのまま家まで持って帰りました。 そして、私ごときに名前を付けてくれたのです。 私は、紺色がかった黒い石でした。 彼は、私の色を、名前に引用したかったようです。...
エピソード10 『アオミ姫』
エピソード10 一行は、小屋の中に入れさせてもらいました。 ビックリです! 小屋は、想像以上に、キレイに掃除が行き届いていたのですから! 建物(たてもの)が古いため、窓ガラスは割れ、カベが腐(くさ)ったりしていましたが、...
エピソード7 『アオミ姫』
エピソード7 「右の道は、泉の家に続いています。 左の道は、オレンジの町に続いています。」 フラミースは、立て札を読んであげました。 「では、姫様。 私は町に向かいますので、ごきげんよう。」 フラミースは、あっさりと歩き出しました。 「あーホラホラ!...
エピソード5 『アオミ姫』
エピソード5 「ふぅ。 なんとか脱出(だっしゅつ)成功だわ!」 「まだ安心するのは早いんやないかぁ? 城のモンに見つかったら、 またあの、尻(しり)たたきの刑(けい)やでぇ?」 「そうだったわ! 早く、遠くまで逃(に)げなきゃ!!」 姫は、...
エピソード6 『アオミ姫』
エピソード6 「お供ってあなた、 あなたも一緒に、城から脱走(だっそう)するつもり!? 家来(けらい)が脱走したら、打ち首なのよ!?」 「は、はい…。 知っていますとも。 でも、 私にとって、あの城は、 すでに、ゴウモンと同じようなモノなのです…」 「どういうこと!?」...
エピソード16 『アオミ姫』
エピソード16 日差しがかたむき始めた頃、 一行はついに、森を抜け出しました。 すずしい風が、ひゅるるんと吹きました。 「ご苦労さん♪」と、ささやいたのかもしれません。 森の外は、一面の平原でした。 平原の向こうに、小さな町が見えます。 「あの町まで行けば、...
エピソード2 『アオミ姫』
エピソード2 「ふぉっふぉっふぉ! アオミ姫!礼儀作法(れいぎさほう)の時間ですよ! それが済(す)んだら、 チョコレート・ケーキのゴホウビが待っていますよ!」 「もぉ~うんざり!! チョコレート・ケーキなんて要(い)らないから、 礼儀作法のレッスンも、要らないわ!!」...
エピソード8 『アオミ姫』
エピソード8 「…それで、 私たち、どっちに進んだらよいのかしら?」 姫は、フラミースにたずねました。 「うーん。 私は、町まで歩き続けるつもりだったけど…」 「じゃぁ、町に向かえばいいわね♪」 「けれど、姫? 町までは、2時間も歩かなければならないよ?...
エピソード12 『アオミ姫』
エピソード12 「ねぇ、トコッシー? お風呂沸(わ)かすのに、どれくらい時間かかる?」 「お風呂?1週間はかかるんじゃないかなぁ。」 「1週間!?何バカなこと言ってんのよ!!」 「だって、この小屋にお風呂なんて、無いんだもん。...
エピソード4 『アオミ姫』
エピソード4 アオミ姫は、まよいました。 姫を辞(や)める、絶好のチャンスです! でも、 家出なんてして、生きていけるんでしょうか? アオミ姫は、リンゴの皮すら、むいたことがないというのに… 「えーい! もう、どうにでもなっちゃえ!! どうせ、この部屋にいたって、...
エピソード1 『アオミ姫』
エピソード1 昔々、あるところに、 それはキレイな、お姫様がいました。 お姫様は、なんでも持っていました。 ドレスは100着あるし、ケーキは毎日、食べほうだいです。 立派(りっぱ)なてんがいのついた、美しいベッドもあります。 そんな、お姫様のデパートみたいな部屋のことは、...
エピソード15 『アオミ姫』
エピソード15 一行は、藪(やぶ)を切りひらいて、進みました。 ジョウダンでもなく、大げさでもなく、 1分で1メートルしか、進みませんでした。藪を切りひらくのですから。 藪を切りひらくというのは、それくらい、大変なことなのです。 かと言って、...
エピソード9 『アオミ姫』
エピソード9 森の小道を10分も歩くと、 大きな泉にたどり着きました。 ほとりには、小さな小屋が立っています。 「泉の家って、ホントにあったのねー!」 フラミースは、目を真ん丸くして、言いました。 「どういうこと?知ってたんじゃないの??」 「いやぁ、泉の家については、...
エピソード11 『アオミ姫』
エピソード11 翌朝は、 さわやかな目覚めでした。 姫は普段(ふだん)、 母親の「起きなさい!アオミ姫!起きなさいったら!」 という、下品な大声で、起こされます。 だから、朝からもう、キブンはサイアク… でも、この日は、 差し込む木(こ)もれ日と鳥たちのささやきで、...
エピソード18 『アオミ姫』
エピソード18 翌朝。 トコッシーとフラミースは、裏庭の姫を、むかえに行きました。 「私、ほとんど眠れなかったわ… テントの床なんて、硬(かた)くて痛くて…」 アオミ姫は、目にクマを作って、なげきました。 「筋肉が付けば、 床で眠っても、ヘッチャラになるんだよ?...
エピソード13 『アオミ姫』
エピソード13 時間は、9時になりました。 姫たちは、何時かわかっていないけれど…。 「さて、僕はもう、出発するからね?」 「出発って、どこへ?」 「どこかって?そりゃ、わからないよ。」 「は?何を言ってるの?お昼ご飯を探しに行くの?」...
エピソード17 『アオミ姫』
エピソード17 20分もあるくと、一行は、町に到着しました。 あちらこちらに、ラベンダーの花がそよいでいます。 心地よい風が、ラベンダーの香りを、町中にふりまいていました。 「んー!いい香り♪」 トコッシーは、大きく深呼吸をしました。 「あぁ、もう元気になっちゃった♪」...
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