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エピソード4 『沖縄クロスロード』
エピソード4 「旅行会社に頼らず、飛行機も宿も、自分で手配するのさ。」 三上先生は、パンフをポイっと投げ捨てる。 「自分で!?」 「自分でって言ったって、昔よりずいぶんラクになったもんさ。 インターネットもあるしなぁ。 宿なんて、安宿なら予約すら要らないよ。...
エピソード8 『沖縄クロスロード』
エピソード8 「着いたよぉ!」 と言われ、タクシーから降りてみると… あれ?オーシャンビューではあるけれど、大きな民家! 「おじさん!ここじゃないです! 私たち、民家じゃなくてホテルに行きたいんですよ。ニライカナイです!」 「そうさぁ。ニライカナイだろ?...
エピソード28 『沖縄クロスロード』
エピソード28 話が尽きると、信悟さんは宿に戻っていった。 ユカたちは、飛行機の時間ギリギリまで、美しい海を眺めていた。 寄せては返す、ただそれだけの波を、 ただただボーっと、眺めていた。 --------------------------END-------------...
エピソード25 『沖縄クロスロード』
エピソード25 「信悟さん、ただいまー!」 ユカは、勝手に玄関に上がりこみ、そしてフレンドリーにあいさつをした。 大丈夫。沖縄は、信悟さんは、こういうフランクさを歓迎してくれる。 「あれぇ?どしたのー!? タクシーの運ちゃん、また道間違えた??」...
『沖縄クロスロード』まえがき
まえがき この物語は、 沖縄への卒業旅行で人生の転機に出会う女子高生を描く、長編小説です。 対象読者は、中学生かそれ以上を想定しています。
エピソード21 『沖縄クロスロード』
エピソード21 翌朝も、8時頃には目が覚めた。 すぐにヒヨリの容態を確認した。 まだまだ眠ってたけど、ほっぺたをペンペンやったらすぐに起きた。 大丈夫。顔色は悪くない。 マリも元気そうだった。マリはもともと体力がある。 朝ご飯も、みんながアレコレ分けてくれた。...
エピソード18 『沖縄クロスロード』
エピソード18 泊まれることが決まると、まずはヒヨリをベッドへ。まだぐっすり眠っています。 ユカとマリも疲れていたけれど、まずはご飯を食べたかった。 …と言っても! ドミトリーベッドを持つということは、結び宿は、ゲストハウスなのです。...
『沖縄クロスロード』 『沖縄クロスロード』
エピソード14 停留所から逆方面のバスに乗り、3駅くらい戻った。 村役場の前でバスを降り、古ぼけた役場の戸を開く。 …! よく考えてみたら、役場に「道案内課」なんてモノは無い。 どこの窓口で訪ねればいいんだろう? まごまごしていると、...
エピソード16 『沖縄クロスロード』
エピソード16 行くしかなかった。 いや、そんなことない。左の明るい道を選んだって良かったんだ。 でも、誰ひとりそう主張する人はいなかった。 無言のままに、アイコンタクトすら無しに、3人の意思は共通していた。 満場一致。わずか0秒で、会議は終了していた。...
エピソード6 『沖縄クロスロード』
エピソード6 ユカは、アルバイトを始めました。お金貯めなきゃ! 駅前のパスタ屋さんを選びました。メニューをよく知ってるし、カンタンそうだったから。 …はた目ではカンタンそうに見えたのに、案外そうでもなかったり。 セールストークを1字でも間違えると、チーフがガミガミ怒るんだ。...
エピソード23 『沖縄クロスロード』
エピソード23 待ちわびた啓示は降りたけど、ユカたちは動かなかった。 動けなかった。どこに行けばいいか、よくわかんないんだもん。 今帰仁に行けって言われたって、ここはすでに今帰仁だ。 ユカは、イジけた子供みたいに棒切れで地面をぐりぐりいじりながら、 啓示の意味を考えていた。...
エピソード27 『沖縄クロスロード』
エピソード27 翌日もまた、8時頃に目が覚めた。 なぜかしら?目覚ましかけてないのに、 この旅では連日、8時前後に目が覚める。 あぁあ、今日はもう帰らなくちゃ。 親には2泊3日って言ってあるから、あんまり伸ばすと心配かける。 あぁあ、まだ帰りたくない。...
エピソード12 『沖縄クロスロード』
エピソード12 ユカたち一行は、 怖くなって、せーふぁ御獄(ウタキ)から抜け出してきました。 そして、バス停までの道を引き返し歩きます。 「そろそろお茶でも飲みたいね」と話していると、 道すがら左手に、「瞑想かふぇ」なる施設があるではないですか!...
エピソード26 『沖縄クロスロード』
エピソード26 ゲストハウス・ニライカナイにも、ゆんたくの時間がありました。 19時も過ぎるとどこからともなく人が集まってきて、 ワイワイと、盛り上がりはじめます。 キッチンでは、見知らぬお客さん同士が一緒にお好み焼きを焼いてたりします。...
エピソード1 『沖縄クロスロード』
プロローグ でも大丈夫だよ。キミはコンパスを手にしたから。 十代の多感な時期に…東京に染まりきる前に…沖縄を垣間見たのは、正解だよ。 おかげでキミは、 人生の分岐点が何であるか、若くして気付けたもんね。 『東京的な文化の中に幸せは無い』って確信できたなら、幸せはもう遠くない...
エピソード30 『トルコで見つけたドラゴンボール』
子どもたちの城から離れて、 ウチヒサルの住宅地を歩いてみる。 のんびりしてて、イイ町だよ♪ あっちこっち歩き周って、 気が付いたら、 ギョレメに戻る終バスが、終わっちゃってた!! トルコは、 夜の8時くらいまで、かなり明るいんだ。...
エピソード7 『沖縄クロスロード』
エピソード7 2月が来て、3月になった。 バレンタインが来て、卒業式が終わった。 ユカたちは、桜前線を逆走するかのように、 3月の末、沖縄県に飛び立った。 ユカたちは、空港の地形をよく理解しておらず、 地続きなはずのゆいレールの駅まで、少々遠回りしてしまった。...
エピソード10 『沖縄クロスロード』
エピソード10 夕方になると、 信悟さんは本当に、ユカたちを車に乗せてくれた。 ところどころで観光案内を挟みながら、はるばる東海岸まで、連れていってくれた。 大きな商業ビーチのそばに、ホテル・ニライカナイはあった。 首里城の城門みたいなゴージャスな玄関をくぐると、...
エピソード5 『沖縄クロスロード』
エピソード5 大学進学する気のないコたちにとって、 高3の2学期3学期は、なんとも気の抜けたコーラみたいだ。 沖縄旅行の計画で頭がイッパイになっていようがいなかろうが、 この時期の勉強なんて、さっぱり身が入らない。 いったい何のために朝も7時から起きて、毎日学校に来なきゃな...
エピソード2 『沖縄クロスロード』
エピソード2 「卒業旅行に沖縄!」なんて決めてはみたものの、 かといって、明日スグに旅立てるわけじゃない… なにせまだ、季節は秋。ユカたちは学校に行かなきゃなのだ。 駅前の旅行会社で、沖縄の旅行パンフを100種類くらいかっぱらってきて。 あの薄っぺらいやつね。...
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