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27 無知の極み
27 無知の極み 私は、 なぜお姉さんが焦っているのか、状況が飲み込めなかったけれど、 とにかく、迷惑を掛けないように、促されるままに駆け出した。 電車の改札口のようなものを通る際、 スタッフのお姉さんに、 「マイルは貯めていらっしゃいますか?」と、尋ねられた。 私は、...
29 勝手にドキドキ!
29 勝手にドキドキ! しばらく、手持ちぶたさにぼーっとしていると、 となりの席の男の人に、声を掛けられた。 「え?まさか、ナンパ!?」 と、身構えてしまったのだけれど、 「トイレに行きたいので、前を失礼しますねぇ。」 という断りに、過ぎなかった…...
19 空港初体験・その2
19 空港初体験・その2 コンビニでチョコ菓子とジュースを買うと、 近くの鉄のベンチに、腰を下ろした。 周りには、旅行者が大勢いた。 私が、ぼーっとチョコ菓子をつまんでいると、 お爺さんお婆さん世代の団体旅行客が、 赤いチェック服の添乗員さんに従って、ずらずら並び始めた。...
35 ヴァーチャル・デート・その2
35 ヴァーチャル・デート・その2 ヒロさんが連れていってくれたのは、 少し奥まったところにある、大衆的な食堂だった。 旅行者よりも、ジモティの割り合いが多かった。 …または、 「この辺に長期滞在してる旅行者」といった雰囲気の人だ。 ヒロさん曰く、...
3 雑貨屋
3 雑貨屋 …恋愛部分だけ、ずいぶんと熱を入れて語ってしまったけど、 まぁ、とにかく「平均的なコ」だったワケなのです。 名前も、いたって平均的です。 久富 有妃子 ヒサドミ ユキコ …名前に、「妃」なんて大それた字が入ってるけど、...
56 「ヒロさんの意識」
56 「ヒロさんの意識」 「…やってみます…。ヒッチハイク。」 私は、力なく、そう言い切った。 「そうかぁ? じゃあな、 知り合いのおっちゃんに、当たってみるよぉ。 石垣から、神奈川の横須賀港まで、 貨物船を出しとるんよぉ。」 「おぉ! 横須賀やったら、...
44 真の、満天の星空
44 真の、満天の星空 懐中電灯をぶらぶらと、振りかざしながら歩いていると、 昼間に登った見晴らし台のところに、出てきた。 そうだ。 「松茸荘」とこの公園は、とても近い距離関係にあるのだ。 私は、 懐中電灯をキュロットのポケットに仕舞い込み、...
18 空港初体験
18 空港初体験 空港って、こんなに広いのー!? 想像以上の大きさに、驚いた。 …でも、 「飛行機に乗る場所」というよりも、 「大ショッピング・モール」という趣だった(笑) やっぱり、 大人の考えることって、よくわかんない…。 「…で、私、 まず、どこで何をすればいいの?」...
7 天使って、ナンだ?
7 天使って、ナンだ? …私は、それからというもの、 「星の砂」というものが、気になって仕方なかった。 本当に、天使が作ったんだろうか…? ううん。そんなハズはナイ(笑) 自然現象か何かだとは、思う。 …でも、 砂粒を星のカタチにしてしまう自然現象って!?...
11 幅広い視野
11 幅広い視野 それからというもの、 私は、それまでよりもずっと、 様々なものに、意識を注ぐようになった。 自分にとって大して興味のナイ分野のことでも、 読んだり、見たり、聞いたり、考えたりする習慣が、付いてきた。 たとえば、 コンビニで誰かと待ち合わせをしているときに、...
38 五感を超越した魅力
38 五感を超越した魅力 「…さぁて、 そろそろ、お別れの時間かなぁ。」 「…え? 離島桟橋は??」 「離島桟橋まで送っていってあげてもイイんだけど、 そこまでも、自分で行ってごらん♪ …だいじょうぶ。 ココからなら、10分も掛からないよ♪...
『星砂の招待状 -True Love-』まえがき
まえがき この作品は、長編サイズの恋愛小説です。 星砂の神秘にいざなわれた高校1年生の女の子は、 何もわからずに訪れた沖縄の地で、「真実の愛」を経験し… 対象読者は、高校生かそれ以上の女性です。 プロローグ 当時、私は、 高校1年生になったばかりだった。 …こんな、...
37 優しく厳しい
37 優しく厳しい …私は、ずっと聞けずじまいだったことを、 勇気を出して、聞いてみた… 「あの…ヒロさん…? 竹富に、一緒に行ってくれたり…しないですよねぇ…?」 「あははは! 行ってもイイよ?」 「えー!!ホントで…」 「…行ってもイイし、行く時間もあるんだけどさ?...
10 セックスの真実
10 セックスの真実 その日の晩、 私は、ドキドキしながらベッドに潜りこんだ! …いったん思い直して、部屋のカギを掛けた。 親に見つかってしまったら、たまったもんじゃない!! 私は、 チアキにもらった「差し入れ」を、震える手で、めくってみた…...
53 天使の夢 Ver.2
53 天使の夢 Ver.2 私は、 ひとしきり星砂探しに精を出し、くたびれると、 波音の子守唄に誘(いざな)われて、浜辺で眠ってしまった。 私は、夢を見た。 夢の中で、 私は、まったく同じ浜辺に、居た。 風景が、キラキラしていた。...
49 名前に「ユキ」が付くヒトたち
49 名前に「ユキ」が付くヒトたち 豪華な朝食が済むと、 庭先で、日向ぼっこをした。 例の三線のお兄さんが、三線を披露してくれた。 私は、三線の音色を直に聴くのは、初めてだった。 三線の音色をバックに、 旅行者たちは、とりとめもなく、会話をしていた。 私は、...
50 ブロロロロン…
50 ブロロロロン… 私は、ついでに、 おばぁに質問事をした。 「お昼ご飯を食べられる場所って、島にもありますか? 商店でパンでも買うしか、ありませんか?」 「何さね?おじょうちゃん、 船着場で地図、もらってこんかったんか?」 おばぁはそう言うと、...
25 束の間の休息
25 束の間の休息 「B」のドアを越えた後は、しばらくラクなモンだった♪ ベルトコンベアー状の長い廊下を、延々と歩いた。 …道の途中には、なぜか、トイレが幾つもあった。 一体、そんなに需要があるものなんだろうか? 「ベルコンベアーに乗ると尿意を催す」...
14 「おいで♪」
14 「おいで♪」 私はしばらく、薄水色の空を眺めていた。 次第に、 そのキラキラは、当たり前に感じるようになっていた。 私は、 1つ大きく背伸びをして、部屋に向き直ろうとした。 その瞬間だった…! 「おいで♪」 そう、聞こえたような気がした。 …聞こえた…?...
5 お金をもらいながら勉強する、幸せ者
5 お金をもらいながら勉強する、幸せ者 私の生活は、すっかり雑貨屋中心になってしまった(笑) 授業中もしょっちゅう、ポップのデザインを考えていた。 飾り文字の描き方や、カードをふち取る装飾的なラインなどを、 色んな日常品をマネっこしながら、研究した。...
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