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9 ヘンな差し入れ
9 ヘンな差し入れ ゴールデンウイークは、家とバイト先の往復だった。 私にとっては、 バイト先も、「天国」とまでは言わなくても「楽園」ではあるので、 それなりに楽しいゴールデンウィークだった。 また、 グループの女のコたちが、入れ替わりで、店まで顔を出してくれた。 みんな、...
36 巨大な秘密基地
36 巨大な秘密基地 一通り食事を終えると、 話を本題に移さなければ、ならなかった。 「…それで、 竹富島は、どうやって行けばイイのかなぁ?」 「簡単だよ♪ このすぐ近くに、『離島桟橋』っていう大きな船着場があって、 そこから、30分おきぐらいに何本も、フェリーが出てるよ♪...
17 お金
17 お金 私は、 ようやく切符を買って、総武快速線に乗り込んだ。 20分も経ち、 東京駅でようやくガラっと空いたので、座席に座れた。 私は、今いくらお金を持っているのか、確認しておきたかった。 電車でお財布を開くのには抵抗もあったけれど、仕方なかった。...
30 時間切れ間近…
30 時間切れ間近… …でも、私は、 生まれてこの方、 …いや、男女の区別を意識し始めた年頃からは、 「自分から男の人に話しかける」 といったことを、ほとんど、したことがなかった… 私にとっては、 見ず知らずの男性に…しかも、性的興味を感じている男性に…...
41 ランナーズ・ハイ
41 ランナーズ・ハイ 私は、地図なるものを、持っていなかった… 地図くらいは、どこかでもらえそうなモンだけれど、 少なくとも私は、入手することが出来なかった。 この島に何があるのか、どこにあるのか、 それさえ、さっぱり解らなかった。...
CHAPTER 3
CHAPTER 3 やがて二人は、 小さな町にたどりついた。リリザの町だ。 町「よう。見ない顔だな。行商の用心棒ってとこか?」 ロ「えぇ、まぁ」 人々は気さくに話しかけてくる。ここはのどかな土地であるようだ。 町「ここはリリザの町だ。サマルトリアとローレシアの中継地点さ。...
CHAPTER 23
CHAPTER 23 3日後、貿易を終えた船はポートセルミの港を出航した。 一行の望みどおり、東の大陸へと向かう船だった。 もちろん、大富豪ワンの護衛として4人も船に乗り込むことに成功した。 ワンはすっかり気丈を取り戻している。 ワ「いやー!君たち強かったアルよ。...
CHAPTER 39
CHAPTER 39 一行は、コロッセオの狂犬を処分しなかった代わりに、町で害獣となっている狂犬がいないか、パトロールがてらにそろそろと町を歩いた。どこまでもお人好しだった。 サ「それにしたって、ちょっと実力を見せつけて優勝をかっさらったって良かったんじゃないか?」...
CHAPTER 64
CHAPTER 64 ロ「か、勝ったのか?」 そのように見えるが、そのように感じられない。 禍々しい気配は収束するどころか…ますます増幅してくる。一行は身の毛のよだつ絶望を感じる! シュゥゥゥゥゥゥ…!! なんと、祭壇の上の大神官ハーゴンの姿は消え、そこにはこの世の者とは思...
CHAPTER 52
CHAPTER 52 路地では男の子と女の子が、地面にしゃがみこんで遊んでいる。 女「ではなぞなぞです! 次のうち、口封じの呪文《マホトーン》が絶対に効かないモンスターはどーれだ? 1.いたずらもぐら 2.みならいあくま 3.きりかぶおばけ...
CHAPTER 53
CHAPTER 53 次に見かけた人物は農夫だ。 この家には広い庭があり、ほとんどが畑となっている。 サ「どうもこんにちは。何を作っていらっしゃるんですか?」 農「ん?何作ってるかって?ネコだっぺ」 サ「ネコ!?」 ミ「おじさま、ネコは畑で生まれるものではないのでは?」...
CHAPTER 21
CHAPTER 21 一行は、船のことは一旦諦めて港を徘徊した。 たくさんの出店が並び、にぎわっている。 サ「珍しいもんがいっぱい並んでるな。 女の子だ。ブローチの1つも欲しくなるもんだろう?」サマルはミユキに言った。 ミ「いいえ、いいんです。...
CHAPTER 47
CHAPTER 47 いつの間にかに昨日の子供たちがやってきていた。ププルとバーバラだ。 昨日のよりも小さな翼を持っている。これもまた空を飛ぶための試作品なのだろうか。 サ「お婆さん、ありがとうございます」 一行は深々と礼を言った。...
CHAPTER 38
CHAPTER 38 司「では第2試合、シンバよカモーン!」 向こうの登場口からはまた、フーフーと気性の荒い狂犬が放り投げられてきた。 狂「ワンワンワン!!」 司「それではぁ、第2試合開始ーー!!」 衆「うぉーーーーーーー!!」 …そしてまたローレは動かない…。...
CHAPTER 25
CHAPTER 25 サマンオサの喧噪とは打って変わって、静かな場所だった。 窓の外からは波の音ばかりがざぁざぁと、1000年前のような素朴な音楽を奏でていた。 荷物を置き、一息つくと、ミユキはさっきの老婆を探した。 老婆は波音の聞こえる縁側で、揺り椅子に揺られながら裁縫を...
CHAPTER 54
CHAPTER 54 ある家の庭は、この集落には珍しく様々なもので散らかっている。武器や防具、そしてそれらを加工するための工具やちょっとした機器が乱雑にとっ散らかっていた。 家の中を覗いてみると、両の二の腕をパンパンに膨らませたワイルドな男性が、今も武器を叩いてるところだっ...
CHAPTER 6
CHAPTER 6 2人はリリザの町を出て、西へ向かって歩いた。 モンスターはローレシアの周辺よりも少し強いが、王子は一人たくましく善戦するのだった。もちろんミユキの《ホイミ》に助けられながら。 一日をかけて二人は歩いた。そろそろミユキも音を上げるだろう、と王子は思っていた...
CHAPTER 42
CHAPTER 42 その日の午後、ミユキはどうも元気がなかった。不安そうにしていた、というのが正しいだろうか。 一行はなんとなくそれを感じていたが、少々の体調不良や気分の落ち込みは誰にでもあることゆえ、あまり気にも留めなかった。...
CHAPTER 56
CHAPTER 56 王様の促しで、一行は再び王の居城に向かうことになった。 今会話した人々が、気さくにこちらに手を振ってくる。「ベッポさんこんにちは♪」と微笑んでいる。 サ「…『ベッポさん』!?なぜみんな『王様』と呼ばないのです?」...
CHAPTER 13
CHAPTER 13 やがて一行の足取りは重たくなった。 魔物との戦闘に疲弊したからではない。眼前に、焼け野原となった城が見えたからだ。 今も城はねずみ色の噴煙を上げ、一般人の訪れを遠ざけている。 3人は意を決して、城への潜入を試みた。...
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