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エピソード13 『全ての子供に教育を』
エピソード13 4時間ほど歩いたろうか。 急に、パっと視界が開ける。 山頂の台地に、小さな集落が広がっていた。見事だった。 高床式の木造家屋が、20ばかしはあるだろうか。 「ここ。ですか?」 俺は、息を切らしながら、やっとの思いで口を開く。 もう、ヘトヘトだった。...
エピソード23 『全ての子供に教育を』
エピソード23 宅地整備が必要だ。 木材伐採と平行して、村の奥の茂みが、更地に整えられた。 木材の伐採現場は、そのすぐ横である。非常に効率が良い。 誰かが、学校の図面を描き起こしてくる。 2教室しかない、非常にシンプルな図面だった。...
エピソード15 『全ての子供に教育を』
エピソード15 「もう歩けないだろう」と感じてから、1時間以上は歩いた。 不思議なものだ。人間の気力というのは、どういう構造なのだろう。 ある意味、人間には、限界などというものは存在しないのかもしれない。 人が、「限界だ」と口にするとき、...
エピソード24 『全ての子供に教育を』
エピソード24 ついに、こけら落としの日となった! 村人が総出で、学校の完成と開校を祝福してくれる。 この日は珍しく、女性たちも顔を見せてくれた。 最後の仕上げとして、 入り口前の看板に、プーマが、学校名を刻み込む。 「たくしーすくーる」...
エピソード9 『全ての子供に教育を』
エピソード9 飛行機は滞りなく、チェンマイの空港に降り立った。 時間はまだ、昼過ぎだ。 入国手続きやらはちょっと緊張したが、問題は無かった。 日本人は善人だと信頼されているらしく、 入国カードに2~3空欄があろうとも、大して突っつかれたりもしない。...
エピソード24 『沖縄クロスロード』
エピソード24 思い出した! 恩返しし忘れてること! 信悟さんだよ。 一番最初にお世話になった、ゲストハウス・ニライカナイの信悟さん。 宿泊客でもないユカたちに、お茶いれてくれて、休ませてくれて、 情報たくさんくれて、おまけに東海岸まで送ってくれた信悟さん。...
エピソード13 『沖縄クロスロード』
エピソード13 ユカたちは、ケーキセットをオーダーすると、 急いでそれをたいらげた。 もちろん、結び宿とやらに向かうためだ。 大通りまで戻ると、バスに乗り、 そこからまずは、名護という中部の街を目指した。 2時間くらい、バスに揺られていたかしら。...
エピソード17 『沖縄クロスロード』
エピソード17 ふらふら…バタっ! 「!!ヒヨリ!?」 なんと、ヒヨリが突然、倒れこんでしまったのだ! 寸でのところで、マリがヒヨリを抱きとめた。 疲労が極度に溜まってたのかな。この子はもともと、もやしっ子なのだ。 「ちょっと!誰か男の子ー!」...
エピソード22 『沖縄クロスロード』
エピソード22 今帰仁城(グスク)には到着したものの、どこに行けばいいかわからない… パンフレットの地図は見ず、とにかくテキトウに歩いた。 散策は散策で楽しんだけど、 やはりユカは、お告げが喋り出すのを心待ちにしていた。 せーふぁ御獄(ウタキ)ではどんなときに起きたっけ?...
エピソード4 『沖縄クロスロード』
エピソード4 「旅行会社に頼らず、飛行機も宿も、自分で手配するのさ。」 三上先生は、パンフをポイっと投げ捨てる。 「自分で!?」 「自分でって言ったって、昔よりずいぶんラクになったもんさ。 インターネットもあるしなぁ。 宿なんて、安宿なら予約すら要らないよ。...
エピソード8 『沖縄クロスロード』
エピソード8 「着いたよぉ!」 と言われ、タクシーから降りてみると… あれ?オーシャンビューではあるけれど、大きな民家! 「おじさん!ここじゃないです! 私たち、民家じゃなくてホテルに行きたいんですよ。ニライカナイです!」 「そうさぁ。ニライカナイだろ?...
エピソード28 『沖縄クロスロード』
エピソード28 話が尽きると、信悟さんは宿に戻っていった。 ユカたちは、飛行機の時間ギリギリまで、美しい海を眺めていた。 寄せては返す、ただそれだけの波を、 ただただボーっと、眺めていた。 --------------------------END-------------...
エピソード25 『沖縄クロスロード』
エピソード25 「信悟さん、ただいまー!」 ユカは、勝手に玄関に上がりこみ、そしてフレンドリーにあいさつをした。 大丈夫。沖縄は、信悟さんは、こういうフランクさを歓迎してくれる。 「あれぇ?どしたのー!? タクシーの運ちゃん、また道間違えた??」...
『沖縄クロスロード』まえがき
まえがき この物語は、 沖縄への卒業旅行で人生の転機に出会う女子高生を描く、長編小説です。 対象読者は、中学生かそれ以上を想定しています。
エピソード21 『沖縄クロスロード』
エピソード21 翌朝も、8時頃には目が覚めた。 すぐにヒヨリの容態を確認した。 まだまだ眠ってたけど、ほっぺたをペンペンやったらすぐに起きた。 大丈夫。顔色は悪くない。 マリも元気そうだった。マリはもともと体力がある。 朝ご飯も、みんながアレコレ分けてくれた。...
エピソード18 『沖縄クロスロード』
エピソード18 泊まれることが決まると、まずはヒヨリをベッドへ。まだぐっすり眠っています。 ユカとマリも疲れていたけれど、まずはご飯を食べたかった。 …と言っても! ドミトリーベッドを持つということは、結び宿は、ゲストハウスなのです。...
『沖縄クロスロード』 『沖縄クロスロード』
エピソード14 停留所から逆方面のバスに乗り、3駅くらい戻った。 村役場の前でバスを降り、古ぼけた役場の戸を開く。 …! よく考えてみたら、役場に「道案内課」なんてモノは無い。 どこの窓口で訪ねればいいんだろう? まごまごしていると、...
エピソード16 『沖縄クロスロード』
エピソード16 行くしかなかった。 いや、そんなことない。左の明るい道を選んだって良かったんだ。 でも、誰ひとりそう主張する人はいなかった。 無言のままに、アイコンタクトすら無しに、3人の意思は共通していた。 満場一致。わずか0秒で、会議は終了していた。...
エピソード6 『沖縄クロスロード』
エピソード6 ユカは、アルバイトを始めました。お金貯めなきゃ! 駅前のパスタ屋さんを選びました。メニューをよく知ってるし、カンタンそうだったから。 …はた目ではカンタンそうに見えたのに、案外そうでもなかったり。 セールストークを1字でも間違えると、チーフがガミガミ怒るんだ。...
エピソード23 『沖縄クロスロード』
エピソード23 待ちわびた啓示は降りたけど、ユカたちは動かなかった。 動けなかった。どこに行けばいいか、よくわかんないんだもん。 今帰仁に行けって言われたって、ここはすでに今帰仁だ。 ユカは、イジけた子供みたいに棒切れで地面をぐりぐりいじりながら、 啓示の意味を考えていた。...
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