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CHAPTER 46
CHAPTER 46 老婆に付き従って里を引き返していく。 ミユキは、機織りの穴に差し掛かると「もう一度見たい!」とねだった。老婆は快く受け入れた。 ミ「わぁーステキ!」ミユキは織物に詳しいわけではないが、色鮮やかな柄の織物や手芸品を眺めて楽しみたいのだった。3人もそれにな...
CHAPTER 19
CHAPTER 19 野営の連続は厳しいな、と思った頃、小高い平原に佇む一軒の小屋を見つけるのだった。 サ「寝床を分けてくれたりはしないだろうか?」 一行は駄目で元々、一軒家を尋ねてみた。 家屋の前にはクワや古びたミシンなどが乱雑に置かれていた。人の家だと察せられる。...


CHAPTER 7
CHAPTER 7 洞窟はひんやりとしていた。水がしたたりジメジメとしていた。 そして魔物がうごめいている。生息種はローレシア平原と異なり、もっと強い魔物が待ち受けていた。おおねずみが3匹で徒党を組んで襲い掛かってきたかと思えば、倒しても仲間を呼んでしまう。...
CHAPTER 24
CHAPTER 24 4日の航海を経て、船は新たな大陸へと到着した。 東の港町サマンオサはポートセルミと同じくらい大きく、大勢の人で賑わっていた。しかしポートセルミよりもやや粗野な印象を受けた。スリなど多発していそうな。...
CHAPTER 32
CHAPTER 32 ほどなくスウォンは足を止め、一行が追い付いてくるのを待った。 サ「あの、どういうことですか?」 ス「私はバトランドの兵士長、スウォンという者だ。 魔王討伐における最高責任者である」 サ「はぁ」 ス「そなたら、私の家来にならぬか?」...
CHAPTER 17
CHAPTER 17 次はどこに向かうべきなのだろうか? 食堂で作戦会議が開かれた。 ロ「『龍を探せ』って関所の爺さんには言われたけど、ムーンペタの町の人に聞いても龍なんてさっぱり手がかりなしだ。やはり直接魔王を探したほうがいいのかな?...
CHAPTER 65
CHAPTER 65 なんとシドーは、不意に突風のように素早く動き、ミユキの体を抱えこんだ!! シ「はぁ、はぁ、はぁ、みっともない真似はしたくなかったが仕方ない」 シドーはミユキを抱え込み、首元に鋭い爪を突き付けた!ミユキを人質にとったのだ!...


CHAPTER 1
転生したらローレシアのメイドさんだった件 上巻 ―みなしごたち― この物語は、ドラゴンクエスト2をベースとして創作されたライトノベルです。 ストーリーや登場人物は公式設定ではなく、作者のアレンジが加わっています。あらかじめご了承ください。...
CHAPTER 8
CHAPTER 8 サマルトリアの王子は、二人を扉の奥へと案内した。 そこには青白く透き通る水が滔々と湧き出る、小さな泉があった。 サ「回復の泉だよ。ここで身を清めてしばらく瞑想していれば、洞窟で受けた傷を回復することができるんだ。なにしろまた出口まで歩かなきゃならないから...
CHAPTER 18
CHAPTER 18 充分な休息を挟んで、一行は出発した。 マンドリルは倒せるようになったが、今度は巨大な食虫植物のようなマンイーターがこちらの目をくらまして攪乱してきたり、ガストという実態のない雲のような魔物は《マホトーン》で呪文を封じてきたりするのだった。武器が強いだけ...
CHAPTER 48
CHAPTER 48 子供たちと別れて、一行は赤茶けた山をさらに北上していった。 見上げれば、さらに高い空をワシは静かに飛んでいる。上には上がある、と厳かにも冷酷に告げるかのように。 サ「はぁ、はぁ、なんかしんどいなぁ。風邪ひいてたっけ僕?」...
CHAPTER 61
CHAPTER 61 宿場を南に反れてみると、もはや誰とすれ違うこともないのだった。 先に町があるわけでないから冒険者はおろか商人の往来もない。 道という道すらない、という有り様だったが、山に開いた洞窟というのでそびえる山を目指して歩いた。...
CHAPTER 31
CHAPTER 31 エンドールの者たちの言葉などアテにならない感はあるが、北東には王国があるという話を聞いた。 まともな王国などサマルトリア以来だ。どのような政治が行われ、魔王に対して他国が何を考えているか、王子王女は興味をそそられた。...
CHAPTER 26
下巻 ―善と悪― CHAPTER 26 《月の紋章》を手に入れ、充分な休息を果たした一行は、今度は東へと歩を進めた。 新しい大陸は、やはり西の大陸とは違う魔物たちが徘徊しているのだった。 青い体毛のヤギを見たときには一同軽く驚きもした。ゴートドンだ。集団で現れては《ボミオス...
CHAPTER 57
CHAPTER 57 その日の夜のことだった。 バーの灯りやにぎわいが夜遅くまで続くわけでもないこの国では、日が沈むと早々に皆眠るのだった。 一行も集落の雰囲気に合わせ、まだあまり眠くもないが横になった。 ローレは目を閉じながら、「次は結局どうすればよいのだろう?」と考えて...
CHAPTER 10
CHAPTER 10 一向は、城の西にある関所のほこらを目指した。そう遠くはない。 ムーンブルクへ抜ける海底路を通るための関所になっている。 サマルという仲間を手に入れ、《てつのつるぎ》を手に入れたローレは、最初にこの城に辿りついた頃よりもずいぶんと強くなっていた。...
CHAPTER 40
CHAPTER 40 グビアナ城下町をパトロールがてらに情報収集をしたところによると、砂漠を西に抜けた先には大きな町があるという。 紋章についての情報を持つ人は相変わらずいないが、であればとりあえず大きな町に向かってみるしかない。ある意味、大きな町を辿りながら世界中をしらみ...


第1章 そうりょとそうりょ
はたして僧侶2人だけでも魔王を倒すことは出来るのか!? てゆうか魔女っ子のコス着てステッキふりふりしてられると思ってゲーム始めたんですけどぉ~!? おとぼけマナとしっかり者リオのハチャメチャ大冒険!! 第1章 そうりょとそうりょ...
第17章 カザーブ
第17章 カザーブ ロマリアの城で、城の者や冒険者たちから情報を得ると、かなり北のほうに《金のかんむり》を盗難した輩は逃げていったらしい。 二人は思い切って、城から大きく離れ探索してみることにした。 マ「それにしても、この大陸は森ばっかりだねぇ」...


第33章 みずのせいれい
第33章 みずのせいれい 心を開いたライドン夫妻は、マナやリオを頼ってくれるようになった。 「何か手伝えることはないか?」と請うと、木の実集めの手伝いや、森の奥への用事における護衛など、二人に頼むのだった。二人が村全体への親愛を持っていることが村人たちにも伝わってくると、村...
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